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控室での撮影会が終わり、あれよあれよという間に挙式のリハーサルとなった。
父きみじも一緒だ。
スタッフが段取りを説明してくれているが、おじぎのタイミングや手の位置など、細かくて全く頭に入って来ない。
スタッフ 「大丈夫です。神父様が、小声で大体の指示をしてくれますから!さぁ、本番です。」
「新婦様、こちらの個室に隠れておいてください。」
チャペル脇の2畳くらいの部屋に、押し込まれる。
ガヤガヤガヤガヤ
参列者の人たちの賑やかな声が聞こえる…。
どうやら、花嫁の父と新郎で、参列者をお出迎えするスタイルのようだ。
新郎友人 「キャー、○○くん(ダーリンの名字)、かっこいいじゃ~ん。」
新郎友人 「って、何でここにいるの?こんなところにいちゃっていいの?」
ダーリンの友人らの声が聞こえてくる。
司会 「では、新郎の入場です!」
は!!もう、ダーリンが皆の視線の中心にいる…。
スタッフ 「新婦様、では扉の前でお待ちください。」
私 「は、はあ…。」
父きみじ 「最初どこでおじぎするんだったかな?」
私 「………階段の前だよ。」
は!?
そういえば、母曰く、父きみじは挙式の一週間前からバージンロードの歩き方を練習しており、その光景は散々だったという…。
パターン①: ひよこ歩き
パターン③: 欽ちゃん走り
スタッフ 「それでは、新婦様、ご入場となりますので。」
ヒィィィぃぃぃ!!!!!!!
―つづく
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