こんにちは若葉です。
時間が経ってしまいましたが、
5月5日に西国分寺にあるクルミドコーヒーに行ってきました。
「クルミドの朝モヤ」なる対話の場に参加したのです。
店内はワクワクする素敵な場所でした。
内なる子供(?)がおおはしゃぎです。
もちろん、『ゆっくり、いそげ』も持参しました。
「クルミドの朝モヤ」とは、
集まった人たちが話し合いたいと思うテーマの候補をいくつか出し合い、
その中から話し合うテーマを皆で決め、話し合う、対話し合う場です。
そこでの対話のルールは
①「聞く」を心がけること
②違いを楽しむこと
このルールを元に対話が始まります。
この5月5日の会ではクルミドコーヒー店主の影山知明さんの進行で
対話が進められました。
ちょっと変わった集まりだな、緊張するな、と感じながら
対話の場に私はただ存在していました。
そもそも私は、普段から自分の思っていることや感じていることを
人に話すことが苦手です。
それは性格的な部分もあるでしょうし
育った環境がそれを許さないものであったことも
原因でしょう。
なにせ、コミュニケーションにつまづくこと数十年。
大学の卒論もコミュニケーションについて書きましたが、
未だに苦手意識が強いのです。
なので、こういった場に参加すると緊張と不安が押し寄せてくる。
でも、何か大切なことがそこにあるような気がして
勇気を出して申し込んだのでした。
コーヒーやハーブティーを飲みながらの対話は
私の不安や緊張を少しほぐしてくれました。
一度も発言することはできなかったのですが、
参加者のみなさんが日々、そしてその人のこれまでの人生の中で
味わってきたこと、違和感、喜び、悲しみ、
あるいは失敗などを率直に話されているのを見て
密かに心にエネルギーが満ちてくる感覚になりました。
そうか。
人って、こんな風に心を開いて素直に
思っていること感じていること、違和感や不快感を表現していいんだ。
コミュニケーションは闘いで、
賢くて声の大きい力のある人がしゃべるもの。
そうでない私のような人はしゃべる権利(?)がない。
だから聞く側に回るしかない。
そんな、絶望というか諦めというか
そんな感情が長年心の中にあったことにも気づきました。
学生時代も、社会人になってからも、
どこかにそんな意識があったのでどうしても表現できない。
そんな苦しみをずっと感じてきました。
でも、この「クルミドの朝モヤ」に参加してもう数週間経ちますが、
なにか自分の心に微かな変化が起きてきたようで、
「自分を表現する」ことにもう一度チャレンジしてみたいと感じ始めています。
私にとって「クルミドの朝モヤ」は「希望を感じる場」でした。
自分の人生の道の先に、あかりが灯ったように感じています。
そのような場にこのタイミングで参加できた幸運に感謝します。
個人的にコミュニケーションに関して好きな本を1冊あげるとすれば
伊藤守さんのこの本です。
20年くらい前に初めてこの本を読みましたが、
何度も読んでしまう、シンプルで本質的な本だと思っています。
コミュニケーションを
誰かを自分の思い通りに操るために利用するのではなく、
人を解き放つような、のびのびと表現することを後押ししてくれる、
人とキャッチボールを安心して行っていくのに助けになる本です。
ご覧くださりありがとうございました☕