『ゆっくり、いそげ』 | 日々ゆっくりと、わたしを生きる ~繊細なまま、もっと自由に大胆に~

日々ゆっくりと、わたしを生きる ~繊細なまま、もっと自由に大胆に~

本、お茶、山や草花、散歩、好きなことや感じたことを綴ります

こんにちは若葉です。

 

 

 

仕事を辞めてはや1ヶ月経ちました。

毎日、自分の心と対話しながら

断捨離や掃除や体のケアをしています。

 

 

 

(近所のカフェの庭にライラックを見つけました)
 
 
 
今年は年始から経済やお金、モノについて考えています。
お金の使い方、貯め方、家計簿、節約術。
年金や税金、社会保険のことなど。
 
 
そして、なぜだかわからないけれど
色々なモノたちが急に重たく感じ始めたので
(年齢のせいかな?)
最近はミニマリストの方々の動画を観ては
持ち物の軽量化シンプル化を行っています。
 
 
最近買い替えたのは、
 
 
財布
折りたたみ傘
ショルダーバッグ
ハンカチ
 
 
どれも、なんだか重く感じられたり
ボロボロなのに捨てられなかったりしたものたちでした。
それらを、より軽くてコンパクトなものに替えたら、
スッキリ清々しい音譜
 
 
古いものたちには「ありがとう」をして
さよならしました。
 

 

(自分らしい、心にしっくりくる財布を見つけられてうれしいです)

 

 
 
 
もともと私は山歩きを時々するので
一つ一つの持ち物を軽くするということに馴染んでいましたが、
じっくり所有しているモノと向き合いながら
自分の本心を見つめながら
手放す、残す、を選択することにはエネルギーがいりました。
 
 
 
 
 
 
モノやお金と向き合っていると、
必然的に働くこと、お金を稼ぐということにも
向き合うことになります。
 
 
私はこれまでの人生で、
働くことや仕事に関して長いことつまずいてきました。
引きこもっていた時期も長かったので
コンプレックスもあります。
 
 
 
それは様々な要因があると思います。
内向的で繊細な気質があること。
生まれ育った家庭は安心して伸び伸びといられる場所では
なかったこと。
もともとゆっくりおっとりしているので
スピードを求められると疲弊してしまうこと。
納得しないとなかなか動けないこと。
 
 
そんな自分がもどかしくて、
社会不適合者な自分をなんとか変えたくて
頑張ってきました。
でも、本来の自分とは違うものになろうとする努力は
いつも苦しくて気が休まらない。
 
 
 
 
どう働けば幸せで健康でいられるのか。
持続可能な働き方ってどんなものなのか。
自分は何が好きで何が幸せなのか。
ずっと考えていたところふと思い出した本がありました。
 
 

 

 

 
 

 

著者の影山さんは西国分寺にあるクルミドコーヒーというカフェを

開いた方です。

 

 

この本は以前から知っていたのですがすっかり忘れていました。

再び巡り会う時が来たのかふと思いだし、読んでみました。

 

 

経済、お金、循環、支援、ギブ、そして命。

人を生かすことや自分を生かすこと。

目の前の仕事に心を込めて丁寧に向き合うこと。

 

 

ポイントカードについての記述も興味深い。

それは人の「消費者的な人格」を刺激してしまうということ。

思い当たる節が多々あるな。

 

 

ああ。

私の視点に欠けていたのはこういうことか。

 

 

どれだけお金を稼げるか。

どれだけたくさんモノを手に入れられるか。

最小の力で最大の利益を得ること。

どちらかというと「テイク」、

奪うような意識で働いたり人と関わったりしていたな。

 

 

自分の、これまでの仕事や働き方、

経済やお金、所有することの意味や価値。

働くことや経済に関する絶望感。

自分には幸せに働くことなんてできないんじゃないかという諦め。

この本によってそれらに揺らぎをもたらされました。

 

 

一度読んだだけでは理解できない、消化できない、

スルメのように噛めば噛むほど味が出る、

ゆっくりじっくり少しずつ時間をかけて読む価値のある尊い本。

何度も目を通したい栄養のある本。

そんな風に私は感じています。

 

 

どなたかのご参考になれば幸いです。

 

 

 

今日もご覧くださりありがとうございました📖