その様子にショートの丈武選手が何かクレームをつけたようなのです(よく聞こえなかったのですが、「わざとやないやろうが」のようなことだったと思います)
すると、それまで黙っていた山本さんが今まで聞いたこともないような大声で
「黙れ、丈武!」
と怒鳴ったのです。
おとなしくて優しい山本さんしか見たことがなかったので、聞いた瞬間に私は震え上がりました。
その様子に香川ベンチからは西田監督が睨みをきかせながら姿を現し、両軍選手が一瞬ベンチから飛び出してきました。
あわや乱闘かと思ったのですが、RW森山監督が「まあまあ」となだめたので乱闘にならずに済みました。
今思い出しても、身震いするほど怖かったです・・・
5/31の対長崎戦で、移籍後初ヒーローインタビューで登場したときには、
「どのようなことを考えて打席に入りましたか」という質問に
「昨日、しょぼいバッティングをしてしまったので」
と、ハニカミながら実に山本さんらしい答えを返していたので、噴き出しそうになりました。
この日の打席でもそうだったのですが、変化球を狙い打つのが非常にうまいと思いました。
以降はビジター中心のスケジュールが組まれていて、1ヶ月ほど経った時の鳥栖でお見掛けしたときには気のせいか、体全体が細く映りました。
夏場以降の秋にかけては、もう一つ調子が上がらないというか、彼本来の打撃がやや鳴りを潜めていたような気がします。
4番であるゆえの重責もあったでしょう。
そんな中での9/7・対高知戦のマーク・ケリーから放ったグランドスラムは、自分としてはぜひライブで見たかった一撃でした。最初入らなかったのだと思ったのか、疾走したらしいのですが。
そしてRWで放った最後の本塁打となりました・・・
シーズン終了後まもなく、足早に彼は福岡を去っていきました。
球団の顔とも言える4番がリリースされてしまったことは自分にとっては相当な衝撃でした。
もうあの美しいたたずまいは徳島戦でしか見られないのか。
なぜ引き止めてくれなかったのだろう。なぜ出て行ってしまったのだろう。
それでもまだ来季、彼の打撃を見ることが出来ること、それだけでもよかったのかもしれない。
もしかしたら最後になるだろう、彼の野球生活を来季も見に行きたいと思っています。
RW2008年版の選手紹介はこれでおしまいです。
所属した25名全員、拙いながらもなんとかご紹介できたことにほっとしています。
選手によってネタ不足だったり、読みにくい箇所など多々あったりでしょうが、どうか笑ってお許しください。