ことの葉だより -13ページ目

ことの葉だより

 日々の暮らしの中で出会った素敵な人を紹介したり、美しいことばや優しいことば、感動した出来事などをシェアできたらいいなと思っています。みんなで一緒に幸せになりましょう!

天野敦之先生の『宇宙を感じて仕事をしよう』を読破した母に、

私は、越塚勇人先生の『命の授業』を薦めた。


すぐに読み終えた母は、裏表紙にある

「5つの誓い」をコピーしてほしいと言う。

越塚先生の生き方に共感したのだと思う。


「世の中には素晴らしい人がいるものだなぁ」


87歳になって読書の楽しみを知った母が次に手にしていた本は、

木村秋則さんの『すべては宇宙の采配』だった。



いとこが、母を心配して電話をくれた。

母に電話を替わると

「うん、うん、これからは宇宙につながって生きていこうと思う」と話している。


母さんすごいじゃん!


今まで新聞を読むくらいで、厚い本など手にすることもなかった母が、

私の本棚から次々と本を選んで読んでいる。


震災ですべてを無くしたけれど、

読書をする時間を得て、

読書の楽しみを知った母。


大震災の中にも幸せの種があった。

自分のイメージ力の無さにあきれる。


3.11の震災で、「高田松原」が無くなってしまったと聞いたとき、

松が根こそぎにされ、砂浜に瓦礫が散在して荒れてしまったのだと思っていた。

だから、松を植えてきれいに掃除すれば

年数はかかるだろうが美しい砂浜が戻ると思っていた。

ところが、そんな簡単なものではなかった。



仮設の気仙大橋ができたというので、

気仙沼経由で帰ろうと、45号線を南下した。


海と貝のミュージアムの建物はあったが、

なんと45号のすぐそこまで海になってしまっていた。


キャピタルホテル1000のテニスコートも海に沈んでしまっていた。


海よりも道路の方が低いところもある。


改めて今までの常識や感覚ではとらえきれないことが起こったのだと思った。




昨日になってしまいましたが、

「地球のステージ 第5番と震災特別編 ~心ひとつに 寄り添って~」に行ってきました。


昨年8月、いわて生協の代表団に加えていただいて

”ピースアクションinヒロシマ”に参加しました。

そこで、強く思わされたのは、

現地に行かなければ分からないことがあるということ

いくらマスメディアを通して見たり聞いたりしても本当の意味で分かっていなかったということ

そして、ただ悲惨なこと大変なことが起こったというだけでなく

被爆した人々がそこから立ち上がって創った現在の広島を見たとき

私はそこに”希望”を感じ、

「人間ってすごい!」と心から思いました。


3.11から4日目に電気が通じて、

テレビ画面で初めて目にした陸前高田の町は、

まるで、広島で見た「被爆直後のヒロシマ」そのものでした。

それは、信じられない光景でしたが、

広島で感じた”希望”から

「必ず復興できる」とも思いました。


そして、7月23日

「地球のステージ 第5番と震災特別編」で

桑山紀彦先生は、

ガザの少年が、戦後目覚ましい復興を成し遂げた日本に強い興味を示してくれたことを語り、

”ヒロシマ”の昔(被爆当時)と今を映像で対比させて見せてくれました。

それから、ご自分が経験された「東日本大震災」のこと・・・先生は、名取におられたのです。

桑山先生も”ヒロシマの希望”を語っておられると感じました。


私の、去年の夏からの1年が1つにつながりました。



 世界の夜明けは日本から

 日本の夜明けは東北から

 東北の夜明けは三陸から


これは、震災の何年も前に、あるヒーリングの会の方から聞いたことです。

この大きな痛みを越えて三陸が輝き、世界を変えていくのかもしれません。










今日は、大切な友人のお葬式に行ってきました。


彼女は、3月11日の大津波で、二人の娘さんとともに亡くなりました。

ご主人が、最後に挨拶に立たれて、

「帰る家も、待っていてくれる家族も失ってしまい、生きるのが苦しい時もありました」と語られました。


この3か月余りをどのようなお気持ちで過ごしてこられたのだろうと涙があふれました。


でも、語れるようになられてよかった・・・


友人が見つかったのは先週、お葬式の日程が決まってからだったけれど、

4か月になろうとするこの時間が、ご家族には必要だったのかもしれないと思いました。


和尚様が、読経の中で、

「死者は、仏の心で背中を押してくれる”生きなさい”と」と述べ、

お葬式の最後にも

「無責任なことを言って終わりにします。

亡くなった人が喜ぶことは何か、

喜ぶことをしなさい」と語られました。




昨日のニュースを見て思ったこと


玄海原発の再開についての海江田経済産業相と古川佐賀県知事の会談


安全性については「国が責任を持ちます」という海江田大臣


定期検査で停止中の九州電力玄海原発2・3号機

再開に慎重な発言をしてきたという古川知事

会談後、「安全性の確認はクリアできた」と再開容認の姿勢を示したという。


「国が責任を持つ」とは具体的にはどういうことだろう?


被災した福島第一原発からは、今も放射性物質が漏れ続けている中で、

事故の収束の時期も、その方法も手探りで決め手に欠けているこの状況で、

原発の再稼働を要請する大臣(政府)に疑問を感じていたけれど、

容認する自治体の長にも疑問を感じてしまう。


被災後、避難を余儀なくされた福島第一原発の地元の町長さんが

「裏切られた気持ちだ」と語っていたことが思い出される。

何かそれも違うような気がしたけれど。



日本人の夢送電線の国有化を願う1000万人署名

http://maketheheaven.com/japandream/


安全に安心に暮らしたい

みんなで幸せに暮らしたい


上記署名について、説明だけでも読んでください。