顕正新聞1月15日号に、善導大師の往生礼讃の

お言葉が掲載されています。

香港で布教していた時、以下のように、大書して壁に

かかげておられた方がありました。

人間匆匆営衆務 不覚年命日夜去
如灯風中滅難期 忙忙六道無定趣
未得解脱出苦海 云何安然不驚懼
各聞強健有力時 自策自励求常住

「匆匆」は、本当は、「總」の糸へんのない字なのですが、

現代中国語では、「匆匆」となります。

1行目の
匆匆と2行目の後半にある「忙忙」は、同じ

意味で、両方とも、せかせかして忙しく、慌ただしい様

を言います。

「匆匆忙忙」という言葉は、中国人なら誰でも、

知っていて、毎日使っている言葉なのです。


大学で、この言葉を習った時、「匆匆忙忙」の語源は

善導大師の往生礼讃では?と思うほどです。


善導大師より11才年上で、当時、16年のインド行き

の旅を終え、22頭もの馬に積んで、沢山の

サンスクリット経典を、中国に持ち帰ったのが西遊記

のモデルにもなった玄奘三蔵ですが、年下の善導大師

を自分の慈恩寺(西安で一番有名な大雁塔のある寺)

に何度も招待し、御法話を開いた人です。

玄奘三蔵の翻訳した経典は1335巻と言われ、三蔵

法師の中で一番多いのですが、それ以前からも、

インドから運ばれたサンスクリット語の経典を

漢語(中国語)に翻訳する際、沢山の新しい言葉が

できたのです。

「阿弥陀仏」「韋提希」もサンスクリット語を

中国語で音表したものですから、インドから来た外来語

ですね。

今日、経典を語源とする現代中国語は数え切れない

程あります。(^-^)/

香港から世界のChina townへ(浄土真宗親鸞会講師の記録)-アジア1

クアラルンプール~羽田就航の話題のエアアジアX

1月3日、親鸞会館での二千畳初聞法会に、マレーシアの首都、


クアラルンプールから、2名の方が、ご縁がありました。


マレーシア初の二千畳参詣です!


現地で、大変お世話になっている御夫婦ですが、初めての


二千畳に驚くとともに、学徒の礼儀正しさに感心され、


とても喜ばれました。


今回の来日が実現したのは、まさに格安航空会社のおかげ


でした。上の写真は、私がシンガポール、マレーシアで、


すでに6回乗っていますが、話題のエアアジアです。


徹底してサービスを削った、移動手段だけのための、


飛行機ですが、今回、2人で、往復五万円余りで、これ


までの1人分の料金でした。


青森まで新幹線が通ったのも、格安航空会社ができた


のも、すべては、「なぜ生きる」の解明のためであり、


弥陀の本願を聞かせて頂くために、使えるものは何でも


使いたいと思います。それでこそ、それらの存在意味が


あるのです!


これから行き来が、頻繁になるでしょう!


o(^-^)o

香港から世界のChina townへ(浄土真宗親鸞会講師の記録)-シンガポール書店

(シンガポールの華人系書店:大衆書局にて)


中国語版「なぜ生きる」がありました。


ここでは、台湾から取り寄せ、繁体字版もあると


言っていました



11月12日、何とかクアラルンプールで、黄さん


母子と会えたのですが、シンガポールで待つJJSG


さんには、予定が変更になり、わるかったと思います。


「今回は、クアラルンプールのご縁を優先して下さい。


私は次回でもいいです。」と言って下さったので、


翌日13日の夜9時半過ぎに、シンガポールに到着


しました。滞在は、翌日14日まで。



まだ、MRT(電車)は、動いていたので、少し時間は


かかるのですが、とにかく安いので、ここは電車を


選択。というのも、タクシーなら、JJSGさん宅まで、


空港からは日本円で2000円以上かかりますが、


電車なら1時間半で、200円弱ですから。



円高とは言え、これは安すぎないですか?


いえ、違います。日本の交通費が太貴(たかすぎる)


のです。


外国人が、日本へ来て一番驚くのは交通費が高い



ことです。JR,地下鉄、高速代、すべて日本は海外の


常識を超えた高額になっており、海外の方をお連れする


時、一番、腐心するのが、日本到着後の交通手段の


選択なのです。


平均的物価は、日本に近いシンガポールですが、


交通費の財布には、やさしいのではと。


ここにも、また行きたいと思う要因がありますし、


もちろん、予定変更を許して下さった学徒のJJSGさん


の、やさしさにも感謝でした。


(*゚ー゚*)