心身の調整と運用法を調和させる。 | ライトハウスヨガ Lighthouse YOGA

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Tetsuo 'Cinmaya' Tanaka のブログです。阿佐ヶ谷・高円寺エリアで2008年から公民館のヨガクラスを開催しています。

先週末ヨガクラスご参加の皆さんありがとうございます。
午前中はやや雨模様だったものの、午後からひろがった青空がすっきり心地よい一日でした。
晩秋の透明感を感じました。

今週末は22日日曜日、朝10:00~、高円寺北区民集会所にての開催です。
会場の地図はこちらです。

JR高円寺駅から徒歩6~7分でしょうか?
抱瓶さんなんかの近くで、静かな住宅地に在ります。
こちらにある会場のご案内も併せてご覧下さいね。

さて、過度のスポーツは身体に悪い。
ふと入ったカフェで読んだ新聞に、そんな記事が載っていました。
極端に体脂肪を落とした女性アスリートが、ホルモンバランスを崩してしまう例などが挙げられていました。

でも…。

そもそもスポーツって、健康のためにやるものなんでしょうか?
もっと、競技として純粋に楽しんだり、追求して競技力を深めたり、
また人とのコミュニケーションを拡げることが目的でいいんじゃないのかなぁ…。

僕はそんなふうに感じました。
健康のために行うことって、また別のアプローチがあるはずなのです。

今日は、身体を動かすボディワークについて、ちょっと整理して考えてみましょう。

…下に続きますね。
                  ☆                   ☆

ヨガクラス概要

日曜日朝10:00~11:15 + シェアリングティータイム
ドロップイン制:1レッスン2,000円(4回券:6,000円)

主な会場はJR阿佐ヶ谷駅北口より徒歩2分の
安田ダンススタジオです。
(更衣室、レンタルマットあります。)
※この他、阿佐ヶ谷・高円寺の公民館でも行っています。

11月の日曜日朝ヨガクラスは、

1日、8日、15日、22日、29日の開催です。
※レギュラークラスでは、心身のコンディションをひとりひとり伺いながら、その時の気候や天候にあわせて整え、マインドを静かにし、内観を深めてゆきます。

持ち物、参加方法などはこちらから。

こちらにクラスの様子をUPしました!

11月、12月のスケジュールカレンダー

お問い合わせ

ybooking@gmail.com

                ☆                    ☆


スポーツ=健康になる。
なぁんとなく、こんな固定観念が、あまり深く考えられることもなく、世の中にひろがっている。
そしてもうひとつ、”健康”の定義とは、そもそもなんぞや?
スポーツで不健康になる、というアンチテーゼ的な概念はこのへんから生じていると思われます。

さて…。

僕は、あまり病気もしないし、持久力やスタミナも同じ年代の男性に比べればまあまあなほうです。筋力や柔軟性もいいセンなんじゃないかと自負しています。
…が、運動は苦手。
これは子どもの頃からで、とにかくリズム感がNGで、スポーツはうまくないし、チームワークでのプレーにもどうもついていけない。

ところが、しょっちゅう体調を崩しているけれど、運動やスポーツは得意で、熱を出していても試合や大会で大活躍してしまう。
そんな人もいるわけです。

そう考えると、壮健であること、また、筋力や柔軟性、持久力や心肺機能的なことと、運動能力っていうのは、必ずしも比例しない。
だから、時代劇の沖田総司だとか、座頭市みたいな人も実際にいる。

とすると、どうでしょう…。
例えば、人の身体をクルマに置き換えるとします。

クルマを安全に走らせるためには、

1,クルマを整備しておくこと、
2,運転技術を磨くこと、

が、必要なんですが、これを身体で考えると、

1,身体を整えて、いつでもうまく動くようにしておくこと。
そして、2,身体を使う技術を磨いておくこと。

この2つは別々に考えたほうがどうもしっくりくる。

そして、スポーツはまたこういったことの先に、
3,…そして、どんなクルマ(身体)を手に入れたいのか?
…これがありそうです。

砂漠や山の中を走るラリーに出たいのか、舗装されたコースを走るロードレースに出たいのか?
これによってタイヤの選択もエンジンのチューンナップもずいぶん変わります。
これは身体も同じことですね。
その競技によって求められるコンディションって、当然に変わるのです。

もういちど整理すると、
1,身体を整えること。
2,身体を運用する能力を磨くこと。
3、(それらの結果)、どんな自分になりたいのか?

これら3つの要素を分けて、うまく組み合わせて行くことで、ボディワークの持つ意味はずいぶん明確になってゆくと思われますし、
たとえば、ある種目がある形で身体に負担をかけるとしたら、そのケア法もはっきりする。
競技を否定しなくても、健康を維持しながら楽しむことが出来るはずです。

ヨガは、1,身体を整えること、にあたりますし、武術・古武術、ダンスなんかは、2,身体の運用能力、つまり運転技術を磨くことです。
ここには、お茶やお花、古典芸能、書道なんかも入ると思います。
そして、その先にあるのは、

3,どんな自分になりたいのか?

これがもっとも大切です。
意図を明確化するのです。

ヨガやアーユルヴェーダの考え方には、もともと何が悪い、正しい、といったものはありません。
大切なのはその人が何をやりたいか、どんな自分になりたいか、です。
それに応じて、こういったことをしたらいいですよ、という”処方”が示されている。

だから、もし健康になりたいのだったら、なぁんとなく元気でいたい、というのではなく、
やっぱり家族のために、とか、そういった目的の明確化が必要なんですね。

山奥で悟りを開きたい人と、町場で家族を支えてゆかなければならない人、というのは、”健康”のカタチもそれぞれちがっています。

アスリートになりたい人、アーティストになりたい人、起業家になりたい人、ちっちゃなぼっちゃんじょうちゃん、若い娘に青年、おじちゃんおばちゃん、ばあちゃんじいちゃん、
それぞれみんな、その時の役割に応じた”健康”のカタチがある。

ゆるゆると世の中はそういう方へ向かっているようにかんじます。

今週末も楽しみにお待ちしています。
ybooking@gmail.com

ていや~っ!! …南インドのビーチにて。