『修道士カドフェル3修道士の頭巾』。 | 言の葉

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『修道士カドフェル3修道士の頭巾』
エリス・ピーターズ
岡本浜江(訳) 光文社
2003.05.20発行

モーリリーの荘園主ジャーヴァス・ボーネルが自分の土地を教会に寄進し、修道院の家作に楽隠居するために引っ越して来た。
ヘリバート院長がロンドンの会議に出席していて留守のため、寄進されたヤマウズラを自分の物としたロバート副院長は、料理されたヤマウズラの一部をボーネルに贈る。
しかし、ヤマウズラを食べたボーネルが間もなく死んでしまい、死体を調べたカドフェルはボーネルの死が自分の作ったトリカブトが入った塗り薬だと気付く。何者かがヤマウズラ料理の中に、塗り薬を混ぜたらしい。
荘園寄贈の契約は完成しておらず、相続人になるボーネルの妻・リチルディスの連れ子エドウィンに疑いが掛かる。
カドフェルはボーネルを殺した犯人を探す事に。


シリーズを順番に読んでいると、リチルディスと言う名前に気が付く。
そう、カドフェルの元恋人の名前がリチルディス。42年ぶりに再会したという訳。
カドフェルはリチルディスの息子の潔白を証明するため(自分の薬も使われているし)、犯人探しをする。
一寸切ない恋の残り香があるお話。

今回のカドフェルの助手マークは、器用な子。有能な助手君で、暫く続けて登場する様子です。