3月2日から4月10日までの約40日弱、火星が魚座に入ります。
火星はおよそ2年で太陽の周りを巡るので、2年ぶりの魚座火星期ですね。
実際のところ、魚座と火星というのは、かなり特徴的な組み合わせです。
火星は男性性の象徴で「行動・決断・闘争心」の星。パッと決めて、目的に向かって一途に突き進み、時に力づくで切り拓きます。
一方で魚座は「流れに委ねること・夢・感受性・境界の溶解」のサイン。
海を泳いでいるときに、どちらに向かっていたのか、わからなくなるように、方向性を見失わせることもあるでしょう。
このふたつが組み合わさると、迷宮を彷徨うように「何がしたいか、わからない」「どっちに向かっていたっけ?」ということが起こりそうです。
でも火星は強いエネルギーを何かに使いたくて、たまりません。
おすすめは、あれこれ計画を立てるよりも、直感とインスピレーションに従って「これがやりたい」「これが気になる」という感覚に委ねて動くこと。実際にどこへ向かえばいいのか、思考ではなく、無意識が直感を通して教えてくれるため、結果的にうまくいきやすいでしょう。
このような時期は「カイロス(kairos)の時間」なんですね。
これはギリシャ語で「霊感に満ちた流れの時間」のことで、日常の時計による時間(クロノス)とは違い「気づいたら5時間経ってた」という没頭の感覚に浸れる時間です。出生図で魚座や海王星が強調されている方には、お馴染みですね。
時間を気にせず、アート、音楽、ライティング、ダンスといったクリエイティブな作業に取り組むのに、非常に適した時期です。
また、この火星は「誰かの役に立ちたい」「大切な人を支えたい」という動機が、行動力を高めるので、ボランティアやヒーリング、セラピー、占いなどと相性がよく、他者や動物、自然に尽くすことで充実するでしょう。
気をつけたいのは、怒りや不満が内側に向かいやすい点でしょうか。言いたいことを飲み込んだり、相手の不満足を「自分のせいかも…」と引き受けすぎたりと、自罰的になることがあるかもしれません。
やる気の波もアップダウンしやすく「昨日あんなにノリノリだったけど、今日はまったくやる気がしない」ということもあるでしょう。これは火星魚座期のスタンダードですから、あまり気にしない方が良さそうです。
火星以外の惑星たちも魚座に集まっている時期ですから、スケジュールに余白を作って「いま、何がしたいかな」と、感覚でつかんでみてください。
魚座火星期は「静かで深い、ゆったりとした流れに乗って前へと進む時期」です。
あなたの直感がちょうどいいところへ連れて行ってくれることを信じて、大きな流れにダイブしていきましょう。
