金星の獅子座入宮と、光と影の統合 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

8月26日から9月19日まで金星が獅子座に滞在します。

金星は通常、順行のときは3週間強でひとつの星座を通過しますが、金星の影響は大きいなと感じます。

なんせ「愛と価値」すなわち「人間関係とお金」という、日常で大事なところを司る星ですから、配置次第で盛り上がったり、盛り下がったりするわけです。

すこし前に、日経平均が過去最高額を更新し、44,000円近くまで上昇しましたが、この時期は、木星と金星が蟹座でぴったりと合でした。

木星は蟹座にあるときに高揚するため、もとより2025年は景気が良くなると予想できたのですね。そこに金星がやってくることで、価値がグッと上昇しました。

では獅子座では?というと、こちらは王者の星座で、輝き、自尊心、最高級といったキーワードが挙げられます。

しかし、光あるところには、濃い影ができるわけで、獅子座の真向かいの水瓶座に現在、冥王星がありますね。この影響を避けることができません。



圧力とかパワーとか支配といった強烈なワードが並ぶのが冥王星。株価上昇で財を増やした人たちが、景気よくパーッと華やかに散財する一方で、物価や社会保障費の上昇で、日々の暮らしを苦しく感じる人もいます。


獅子座が王者だとすると、その玉座には定員が決まっているわけで、そこに嫉妬やパワー争いを生じさせるものも、この配置にはあるでしょう。

ライオンキングの物語では、王である兄ムサファが、嫉妬した弟スカーの陰謀によって、滅されました。しかしスカーもまた、追いやったはずのムサファの子シンバに仇討ちされます。

古今東西、いつどこでも、王座をめぐって戦いは起きるものです。しかも、それはいつも正々堂々と「勝負」という形で起きるとも限りません。

「悪口を言う」「揚げ足をとる」「黒い噂を流す」といったものは、光を見ることができなかった者の復讐のひとつの形であり、現在では、そうしたものが簡単に地位や立場を危うくすることを、誰もが知っているでしょう。

「復讐しないこと」は、獅子座の金言です。

 

人は人、自分は自分と、他の人とは異なる、自分だけの目標に向かって、淡々と進んでいくことが大事なときと言えるかもしれません。