冥王星の逆行と、水瓶座社会の闇 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

今年の全惑星が順行する期間も、本日でおしまいです。

 

明日5日からは冥王星が5ヵ月以上にわたる、長い逆行期間に入ります。

 

ある惑星が逆行に入ると、それを象徴するような出来事が起こりやすくなるため、ちょっと注目しておきたいところです。特に、火星より外側にある惑星の逆行は、個人だけでなく社会全体にとっても大きな影響をもたらします。

 

そうした出来事を踏まえたうえで、社会は「過去を超えよう」と発展してきたし、これからもそうなっていくのでしょう。

 

冥王星の逆行は、さまざまな闇を明らかにするでしょう。個人的なことも、集合的なテーマとしても、隠されてきた部分を強烈に見せてくることで、それを乗り越えていこうとする動きが生まれるのです。

 

現在は、火星がずっと冥王星と向き合っているため、なんとなく精神的にしんどさを感じている方が多いのではないかと思います。

 

火星と冥王星という2つの惑星は、私たちの本能の中でも最も強い欲望「生き残らねば」という部分と直結しているため、競争心や緊張感、焦燥感をかき立てます。

 

単純に「やることが多くて忙しい」というケースもあるかもしれませんし、精神的な何かが気分をかき立てて、それによってプレッシャーや重さ、しんどさを感じることもあるでしょう。

 

 

水瓶座×冥王星というのは、なかなかクセのあるコンビネーションだと感じます。そもそもがスクエア(冥王星は蠍座の支配星という意味において)の組み合わせですね。


水瓶座が正義の光で、隠されてきた支配構造や既得権益の構造を暴くけれども、同時に「すべてを明らかにしなければならない」「絶対的に公平であるべきだ」「全部を暴くべきだ」と、強要もします。

 

少しでもおかしなものは許さない、互いに監視し合って、裏切り者は排除する――そんな激しさもあるでしょう。

 

自動化して複雑になりすぎてしまったシステムや、合理性ゆえに、困りごとに対応してくれないサポートなど、水瓶座社会ゆえの「うーん、これは……」という部分も浮き彫りになるかもしれないですね。

 

逆行期は、自分の内側を見つめるにも、とても良い時期だと思います。自身の内に秘めた信念や「こうすべき」「これは許せない」と思っていることについて、今ひとたび、よく考えてみると良いかもしれません。

 

水瓶座のキーワードは「I control」――正義の光で統率しようとする思いが強くなりすぎると、それはやがて強制力となります。

 

社会の平等や合理性と、個々の自由とを、どんな風に折り合いをつけていくのか――私たちはこれから長い時間をかけて、それを考え続け、模索していく必要があるでしょう。