逆行の金星と、繊細すぎる春 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

 

現在、逆行中の金星が土星と合を作っている影響が、あちこちで見受けられます。

 

金星は経済や豊かさと深く関わる惑星であるため、逆行して土星とアスペクトを作ると、かなり渋い「不作」を生み出すのですね。しばらくの間、株価の不安定さは続くと見ておいた方が良いかもしれません。

 

金星は愛情や人間関係とも関係するため、こちらもまた、不安定さやナーバスな感情を生み出しやすいときです。

 

ちょうど4月の年度替わりの始まりの時期ということもあり、新入生や新入社員など、新しい環境に飛び込む人々にとっては、なじむまでに時間がかかり、拒否反応が出やすい星のめぐりといえます。

 

実際のところ、ニュースをみると、新年度が始まって一週間にして、退職代行サービスへの依頼が、去年の倍ペースで増加しているそうですね。

 

退職代行の知名度が上がったことも関係しているとは思いますが、週明けにドッと増えたようです。例年GWをはさむと一気に離職する人が増える傾向があるので、今年の春はこちらもしばらく不安定な推移が予想されます。

 

 

逆行の金星が魚座にあることで、非常に傷つきやすく繊細さが増しています。しかも土星は、その傷に対して「これ以上、傷つかないように拒絶しよう」と働きかけるため、嫌なことがあると「もう無理」「会いたくない」「怖くて顔も見たくない」という“シャットアウト・モード”に入りやすくなっています。

 

しかし、これはする側だけでなく、される側もトラウマになりますよね。あまりにも繊細に拒絶されると「もう、何も言えない」「どう相対したらよいか、わからない」という気分にもなってしまうでしょう。

 

金星の逆行は4月13日まで続きます。順行に戻ったあとも、しばらくは土星との角度が残るため、感情的な繊細さや拒絶感は残ります。

 

ゴールデン・ウィークを過ぎる頃には、金星の雰囲気がまた変わってきますから、とりあえず一か月ぐらいのあいだは、感情に支配されないようにしたいですね。

 

今年は「男性的権威の交代」が大きなテーマとしてありますが、それは言い換えると、誰もが新しい男性性を創成する時期といえます。とにかく寄り添って、話を聴くような姿勢が求められるときです。

 

心が揺れるときは、とにかく傾聴して、感情ニーズにしっかり応えていきましょう。