現在、魚座に多くの星が集まっていますが、今月末には海王星が165年ぶりに牡羊座へと入ります。大きな節目のときですね。
しかし、海王星は今年の秋から来年1月にかけて逆行しながら再び魚座へ戻るため、2025年中は魚座の終わりと牡羊座の始まりのあたりを行ったり来たりすることになるでしょう。
牡羊座の0度、すなわち春分点は「エリーズ・ポイント」と呼ばれ、新しいエネルギーが地上にもたらされる地点とされています。
海王星は私たち個人の無意識を通してつながる、人々全体の集合的な意識を象徴します。そのため、海王星が位置する星座の影響を受けて、人々がその時々に夢みるものや、憧れるものを創り出すでしょう。
海王星がエリーズ・ポイント周辺を漂うことで、社会全体が、そして個人レベルにおいても、これまで経験したことのない新しい試みに挑戦しようとする流れが生まれます。
しかし、その挑戦は決してやさしくはなく、ともすると、いとも簡単に魚座の海へと戻りたくなるような繊細さや、不安定さを伴うでしょう。理想を胸に新しい一歩を進んだと思ったら、すぐにあきらめて逆行するかのような流れがあるかもしれないことが、この星の動きに見て取れます。
牡羊座の始まりというのは、歩き始めた子どものように不安定なんですね。ちょっとした傷つきや刺激で、母親のもとに泣いて帰りたくなるような、そんなときでもあります。
その繰り返しで、やがてしっかりと立つことができるようになります。その成熟、強さが身につくのは牡羊座の後半ですから、2025年は試行錯誤もあることを含めて、トライすることが大事なときといえるのではないでしょうか。
こうした2025年の海王星と土星の動きを深く理解するためのワークショップを3月23日(日)に、おなじみのまりちゃんとコラボで開催することにしました。テーマは「2025年の海王星・土星とヴィンセント・ヴァン・ゴッホ」なぜ、ゴッホ? その話はいずれまた。気になる方はぜひ、23日(日)午前中を空けておいてくださいね。