天王星の牡牛座期も、あと1年 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

今年は3月から7月にかけて、海王星・土星・木星・天王星と、世代天体・集合天体たちが次々と移動する特別な1年です。

 

しかも、上半期のうちに移動して、下半期には逆行して前の星座に戻るという、行きつ戻りつの動きがある年でもありますね。

 

変わろうとする勢いと、その反発ややり残しなどが相互に関わりながら、次のタームへと進んでいく時なのでしょう。

 

3月から4月にかけて、またしても値上げが相次いでいます。個人的には新幹線料金や食料品が高くなるのが気になります。食品はいわずもがな、月に7~8回くらいは新幹線に乗るので、結構痛いですね…。

 

この日本のみならず、世界的な物価高の傾向は、2018年から牡牛座に位置している天王星と関係しているでしょう。これは「いかに豊かになるか」というテーマの改革です。

 

天王星は42年前に向かいの蠍座に位置していました。1970年代後半から80年代前半の華やかな日本経済が絶頂に向かっていく時代であり、蠍座改革=ビジネスの進化といえますね。

 

蠍座は、他者からの借金や共同資産、投資といったチャレンジングな側面を持っており、リスクを受け入れて、ゴールドラッシュに向かう気質の星座です。それゆえにバブル崩壊後、債務が嵩んで大変な思いをした人も……。

 

一方で、牡牛座は地のエレメントですから、蠍座よりも実質的かつ堅実です。国が投資をすすめても、安易に飛び乗らない人も多く「しっかりと勉強してから」「慎重に進める」といった傾向が見られるでしょう。

 

 

しかし、そのような堅実さとは裏腹に、もともと財を増やすことに興味のある人々のマーケットは大きく広がった時期だと思います。

 

都市部のマンション市場は、すっかり富裕層の投資マーケットと化し、価格が跳ね上がっています。ブランド品、時計、絵画、貴金属……価値あるものは何でも取引の対象となり、短期の売買で価格が高騰。仮想通貨やNFT市場も爆発的に成長し、うまいタイミングで売買した人は短期間で大金を手にしたり、逆に大暴落を味わった人もいるかもしれません。

 

「なるべく短期間で多くを得たい」という人間の本能的な欲求が、さまざまな市場を作り出したともいえます。そこに仮想マーケットが含まれるのは、魚座の海王星と連携しているのでしょう。

 

仮想空間上のアイテム、トレーディングカード、ファッション、不動産等まで、実体のないものに対して、互いに価値と信用を認め合って、取引を成立させるというのは、なんとも不思議な感じもしますが、そこでうまくいった人も多くいるのも事実。

 

短期間でリッチになった層が消費に走って、高額商品がどんどん売れていく…というのも、牡牛座天王星期の特徴ですね。

 

そうして、ただでさえ複雑な要因で世界的なインフレ傾向がある過程で、格差がますます広がっていく……というのが、2018年からの約7年間の牡牛座天王星時代に、私たちが体験していることではないでしょうか。

 

天王星の牡牛座期は、あと1年です。夏に双子座に入りますが、秋には逆行して牡牛座へと戻り、来春まで滞在します。現在、金星が逆行しているため、お金の流れや価値観を見直すのに絶好のタイミングですね。

 

さて、あと1年となった牡牛座の天王星の影響を、どのように活かしていきますか?