チームラボ・ボーダレスと、天王星アート | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

先日、麻布台ヒルズのチームラボ・ボーダレスのデジタルアート美術館に出かけてきました。いろいろな気づきと、感動がありました。

 

平日午前にもかかわらず、館内は多くの人で賑わっていました。そのうち8割ほどが外国人。入場前の注意事項も英語のアナウンスが先で、日本語は後。後半のアナウンスは英語のみで、日本語は文章で読む形式になっていました。ここからして“ボーダーレス”なのですね。

 

 

会場では、さまざまな国の人たちが自由な形でアートを楽しみ、触れ、参加し、笑い合いながら、たくさんの写真や動画を撮影したり、思い思いに浸ったりしていて、私はその様子に強く心を打たれました。

 

没入型の五感で感じるアートですから、館内の至るところが創造で満ちています。ひとつの作品を見るために長時間並んで、遠目にぎゅうぎゅうと観るような窮屈さがないんですね。

 

どこにいてもアートが楽しめる仕組みで、決まった順路はなく、同じ空間にいても作品の内容が刻々と変化するので、ジッとしていてもよいし、動いてもよいのです。

 

次第に時間や方向の感覚がなくなっていき、好きなだけ好きな場所に留まり、さまよい、探索する――日常生活で制限されている五感が解き放たれる、この体験を「ボーダーレス」とは、さもありなん、です。

 

心身がどんどん自由に解き放されていくので、それゆえにみんな、ニコニコご機嫌なんですね。

 

 

目の前のアートの動きや体験に、小さな興奮と驚きが連続して、心がはずむのを感じます。

 

その躍動感が会場全体にあふれて、その感情をみんなと共有しているような感覚があり、その静かに満ちてくる感動に、何度も涙がこぼれそうになる瞬間がありました。

 

あえて言葉にするなら「躍動するアートによってつながる心」という感覚でしょうか。小さな躍動。小さなしあわせ。なんだか、とても満ち足りた感情があふれてきたのです。

 

 

2018年5月から始まった牡牛座の天王星期に、さまざまなもののデジタル化が一気に進みました。メディアとアートに関しては、圧倒的に技術が高まって、誰もが自在に扱えるようになった時期でもありますね。

 

牡牛座天王星×魚座海王星(2018~2026)の特質として、コロナ禍を超えて、私たちの体感フィールドが、現実を超越した時期といえるのかもしれません。

 

リアルとデジタルの境目がなくなることで、私たちは日常の可能性をさらに広いキャンバスのうえで創造できるようになったのでしょう。

 

天王星が双子座に入ると、そこに言語が加わる形で、より自由な個人メディアの可能性がひらける時代になるのだろうと感じます。

 

人間の想像力の翼がさらに強く大きく広がり、五感で体験する海王星の世界。
 

たくさんの刺激と感動を受けて、なんだか未来の日本の可能性が見たような気がした1日でした。