1月29日21時37分に水瓶座で新月を迎えます。
太陽が水瓶座に入ったのは1月20日ですが、そこで待ちかねていたのが冥王星。
1月28日には水星も水瓶座にやってきて、一気に改革の波が広がる気配です。
水星・冥王星・月・太陽の4天体が重なる「ステリウムの新月」となり、水瓶座を支配する天王星に焦点が向けられるでしょう。
新月図において、天王星は牡牛座の8ハウスに位置します。8ハウスは、ビジネス、契約、投資、借金などと関連する、共同資産の部屋。家計や売上を共有するような深いつながりの人間関係も含まれます。
ここに天王星があることで、過去の契約や人間関係が急にガラッと変わることが予想されます。
以前、第二次トランプ政権が、急ピッチでバイデン政権で定めた諸々の政策をオセロのように覆していることをご紹介しましたが、その急速な合理性はまさに天王星の象徴。契約したことを変えるのは8ハウス的ですね。
そのようにさまざまな契約やルールが、急速に新しい形に転換されていくときだし、同時に新しい契約がどんどん受諾されもするでしょう。
天王星は「自由になりたい」「解放されたい」という欲求を高めます。そのため、近しい関係の中で日頃から我慢を重ねている人は、フラストレーションが高まるのを感じやすいでしょう。
この新月のタイミングでは、天王星が「留(ステーション)」になっています。「留」とは、順行中の惑星が逆行に転じる時や、逆行中の惑星が順行に転じる時の、動きが止まって見える期間を指します。
天王星は1月31日から順行に戻りますが、その準備段階として、1月26日頃から留となっているのです。
この留(ステーション)の期間は、天王星らしい独立心と独創性、新天地をめざすためのエネルギーが非常に高まる時期。
急にひらめきがやってきて「やめよう!」「変えよう!」「手放そう!」「始めよう!」という気持ちが湧き上がってくるかもしれません。
大事なことは、その衝動のままに行動するのでもなく、ちょっと考えて「どうせ無理だし」と押し込めることでもありません。
「そうだ、私は変わりたいんだ」と自覚し、どこまでもクールに現実を見据えて計画を立てて、そして淡々と実行に移すことです。
しっかりと情報を集めて分析し、準備を整えたうえで、リスクをとってチャレンジする。社会が変わりゆく波に合わせて、個人も生まれ変わるタイミングです。