アメリカの新政権のゆくえ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

1月20日の正午、ワシントンDCにてドナルド・トランプ氏が第47代大統領に就任しました。第二次トランプ政権がどのようになるのか――就任の瞬間のチャートが象徴的に表しているかもしれません。

 

 

…なかなか激しいチャートです。

 

水瓶座の太陽と冥王星が合。そこに逆行中の火星がオポジション。この衝に対して調停に入るのが海王星と天王星。ということで「トラサタ政権」ですね。

 

これまでの決定事項なんぞ、なんのその。容赦なくビシバシと切り捨てていく、徹底的な合理主義も感じられます。

 

金星と土星の合もこの非常に現実的な合理主義を後押しするので、理想よりも現実を厳しく追及していくことになるでしょう。

 

「黄金時代がやってくる」と演説で息巻いておりましたが、そちら側以外の人には暗黒時代のようにも感じられます。

 

どこの国も強いリーダーと、徹底した改革を待ち望んでいるものの、それは結果として「誰にとっても良い」を歓迎するもので、このチャートを見る限り、すごい勢いで格差が拡大するのではないかな……という気がします。

 

就任後、2日経ちましたが、ここまでですでに、バイデン政権が任命した1,000人以上の人員を解任し、地球温暖化対策の「パリ協定」からの離脱を決定し、排気ガス基準を厳しくするというバイデン政権の政策を撤廃。不法移民に対して強硬な姿勢を取ると宣言し、WHOからの脱退も表明しました。

 

LGBTQはやめにして、LGBTQの役人は解雇。すべての国からの輸入品に高い関税をかけて、仮想通貨大国となると宣告して暗号資産「$トランプ」と「$メラニア」を発行。今後4年で77兆円をAI投資をするのだと、ソフトバンクの孫社長と一緒に会見に出ておりました。

 

「アメリカ・ファースト」のビジネスライクな徹底的な合理主義によって、いろんなことが変わりそうですが、今後しばらくは日本もこの影響を多大に受けることになるでしょうね~。

 

当面のところは、アメリカでの物価と金利上昇に伴う、ドル高・円安進行で、輸入品がますます高くなり、物価上昇方向に進むかな…と思われます。

 

木星が蟹座に入る2025年は、どの国にとってもナショナリズム傾向になる時期だと思います。国や地域といった足元を、いかに心地よくゆるぎないものにするのか……個々の意識が大切な時期といえそうです。