水星が乙女座に入って、いろんな物事を仕切り直すのに良い時期だと書きましたが、そのときに大事なポイントは以下です。
① あくまで冷静に全体を見ること
② 仕切り直したい対象の中の、うまくいっている部分、改善が必要な部分、現状のままでよい部分を識別する
③ 改善が必要な部分に対して、どうすれば理想の完成形になるのかを思い描く
必要であれば、うまくいく参考例などを調べる
④ 完成に必要な工程を割り出し、方法とかかる日数と予算を見積もる
⑤ しかるべきタイミングで実行する
こうやって書いてみると、これぞ「ザ・乙女座的水星」ですね。
乙女座の水星は、マニュアルやメソッドやレシピのように、それを見ながら決まった手順で進めれば、誰もが同様の成果が出せるものを表しています。
ですから、乙女座水星期を充実させるコツは、そのマニュアルや工程を考えること。
「冷静にみる」「識別する」「必要なパーツをそろえて組み直す」といった作業を「淡々とこなす」というあたりが、乙女座水星のパワーワードではないでしょうか。
ここでは「好きか、嫌いか」「やりたいか、否か」「気分か、そうじゃないか」などは、いっさい無用です。
ただ、ひたすらやる。まるで臓器のように。
乙女座の水星は物事を組織化させること(オーガナイズ)が得意ですが、このオーガナイズという言葉の語源は「組織化された身体の構造」なんですね。物言わぬ臓器たちは、いつも淡々と、気分やテンションに関係なく、仕事してくれています。
なので、ここはひとつ、彼らを見習って、淡々と。いろいろと情報を集めすぎるよりも、シンプルに、結果の出る方法をしぼってやるのが良さそうですね。
臓器たちが、身体の健康を維持してくれているように、目に見える世界も、有機的に機能するように整えていきましょう。
部屋、パソコン、時間、体力、家事や仕事……などなど。気になるところ、改善が必要なところから、秋分までの2週間、取り組んでみてはいかがでしょうか。