台風と火星と木星の話 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

現在、台風10号が北東に向かって移動しています。28日から29日にかけて九州で猛威を振るったあと、じわじわと今日は四国・中国あたり、明日は近畿、その後は東海……と、列島を縦断するように進んでいますね。

 

今朝方、台風の目が屋久島で山にぶつかったことで、少し勢力が弱まったのではないか?という記事を読みました。このまま勢力が衰えて、熱帯低気圧に変わると良いなと思います……。



こないだ、地震と海王星について書きましたが、台風を始めとして、天候全般を支配するのは全能の神ゼウス。惑星でいうと木星ですね。

 

ですから台風が発生したとき、被害が拡大しそうか、小さくおさまりそうなのかは、木星を中心として、アスペクトや関係する星をみると予想できるでしょう。現在、木星は双子座にあり、支配星の水星が天王星とスクエアになっていることも「予想できない動き」や「急な変化」をもたらしているかもしれません。

 

木星は吉星(ベネフィック)の代表格で、拡大と繁栄を象徴しますが、一方でゼウスの力はオリュンポス最強。武器は雷霆で、ゼウスがこれを使うと、一撃で世界を破壊し、全宇宙を焼き尽くすことができるというので、尋常ではありません。

 

どんなことでも「大げさにする」あるいは「事を大きくする」のが木星の特徴です。ちょうどお盆が始まった13日頃から、木星と火星のコンジャンクションが出現していました。すると、火星の破壊力が木星によって拡大されることになります。

 

お盆の後半も台風による計画運休が相次ぎました。この嫌なコンビも、あと1日ほどで解消されるので、その頃には風向きが変わると思います。

 



ちなみに、火星を司るアレスは、ゼウスと正妻ヘラの息子ですが「戦略的な戦い」を司る姉のアテナとは対照的に、無分別な暴力や、無意味な挑発、善良な市民をいじめるような破壊欲求の象徴とされています。オリュンポスで最も嫌われている神でもあるんですね。

 

父親のゼウスでさえ「短気で粗暴で、いつも誰かとケンカばかりしている、あいつのことが大嫌いだ」と言い切っています。

 

父親のそんな態度が、息子をますます怒りと破壊に走らせるのではないか?と、感じるのは、私だけでしょうか?