8月8日の夕方に宮崎で震度6弱の地震が発生し、それによって現在、気象庁から南海トラフ地震の発生する可能性が高まっている旨が出ています。
翌9日の夜には神奈川で震度5弱の地震があり、こちらは南海トラフとは関係ないという見方がされていますが、なんとも落ち着かない時期ですね……。
そもそも今年は夏至図も、こないだの8月4日の新月図も、かなり想定外のことが多く起こりそうな配置が描かれていました。これからいましばらくも、いろんな事態に備えつつ、臨機応変にいきたいところです。
占星術の惑星で地震と関連するのは海王星です。海王星ポセイドンは海の王として知られていますが、厳密には大地の神。
ゼウス・ハデス・ポセイドンの三兄弟はくじ引きで、それぞれ天上界、冥界、地上界を治めることになったと言われています。
ポセイドンの持つ三叉の矛「トライデント」は津波を引き起こし、大地を割ることができるという武器で、地震と津波がセットであることを象徴しているでしょう。
ポセイドンという神が生まれた背景として、ギリシャが地形的にユーラシアプレート、アフリカプレート、アナトリアプレートの境界付近に位置していて、また数多の島々が点在していることから、地震と津波が発生しやすいことが影響していると考えられます。
元はギリシャの原住民族であるペラスゴイ人によって信仰されていた地震と大地の神であるとされることからも、古代から地震が多かったことが推測できるでしょう。
現在、海王星が本拠地の魚座に位置しており、かつ逆行しながら、他のふたつのトラサタ天体である天王星・冥王星と共に小三角を作っています。ちなみにこの小三角は接近したり、少し離れたりしながらも、あと3年ぐらいは協働を続けます。
海王星が地震や津波、すなわち人智ではコントロールできない大自然の象徴だとすると、天王星はそれを前触れもなく「唐突」にもたらし、冥王星はそこに「破壊と恐怖」を付け加えます。
そしてトランスサタニアン天体は、土星を超えているがゆえに「集合に働きかけること」=「大勢の人たちを巻き込むこと」を引き起こすでしょう。
地震に限らず、こないだの日経平均の大暴落や、新幹線や羽田空港の混乱なども含めて、交通系インフラの混乱や、台風など、さまざまな変化にいましばらく注意深くいきたいときですね。
私たちにできることは、しっかりと備えて、いつでも臨機応変に動けるような身軽さや、さまざまな選択肢を増やしたうえで、いつもの日常的な社会生活を意識的に送ることでしょう。
8月8日の宮崎での地震発生時のチャートです。乙女座29度の月を頂点にトラサタ天体のグランドトラインです。
無印良品にて配布されたものですが、ご参考までに。