獅子座の季節は太陽のパワーが本当に強くて、上手に付き合っていかないと力負けしてしまいますね。
今週は金星も獅子座にあり、今週末は獅子座の新月になり、ライオンズゲートで、獅子座がマックスです。
この時期はお祭りやライブや花火大会、高校野球など、生きている命の煌めきを本気で表現するイベントが目白押し。今年はパリ五輪もあるのでなおさらですね。
憧れの晴れ舞台で力のすべてをぶつけて表現するアスリートたちの姿を見ると、勝っても負けても、こちらの心が揺さぶられます。
思い通りのパフォーマンスができず、結果を残せなかった選手は本当に心底から悔しいでしょう。それは本気だったからこそ、そこにかけてきた情熱ゆえの悔しさですよね。
チャンスは一度だけ。
人生は大抵のものがそうだと思います。いきなり初めてで、ぶっつけ本番。人生そのものもそうですね。魂は何度も転生しているかもしれませんが、記憶がなければ、初めてのようなものです。
そこに全身全霊でぶつかっていき、どんな結果であったとしてもそれを受け入れて、次の日を迎えることの連続です。
頑張っても頑張っても報われない日々が続くと、あまりにも苦しく、傷ついた経験から、チャレンジすることそのもの、本気でトライすることそのものをやめてしまうこともあるでしょう。
頑張れるのは才能がある人だけだから。あの人と自分は違うから。自分なんて大したことないから。小さなささやかな幸せが自分には合っているから。
そうやって傷つくかもしれないことから自分を守ろうとする防衛システムは、土星の担当です。土星は制限することで自分を守り、そして守ることで可能性の芽を摘んでいくかもしれません。
本気で生きることは、楽なばかりでなく、苦しいことがたくさんあって、しかも報われるとも限らない。
だけど、それでも、だからこそ、情熱のすべてを打ち込んで、何かに打ち込んでいる人の姿はとても美しく、輝かしく、煌めいていて、私たちの心を打ち震わせるのでしょう。
安全な場所で見ているだけの立場から、関わる側、やってみる側に踏み出してみる。それが太陽の支配する獅子という星座なのだと、五輪中継を観ながら、つくづく感じるのでした。