夢と海王星と自分へと還る道 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

個人が生まれたときのホロスコープ・チャートは、いわば自分という小宇宙のマンダラです。それはつまるところ、個人は常にチャートに描かれている星とつながっており、それを外の世界で表現し、体験しているということ。

 

仕事で頑張って評価されることも、家族のために自分を犠牲にして働くこともチャートに書かれているし「ものすごく面倒くさい人と出会って揉めた」という出来事も「どの星がそれを体験させたのか」を見ることができるということですね。

 

誰かとうまくいかず「あの人がこうで、こうで、こうで……」といったとき、そのように受け止めて、そのように反応する、自分をチャートから見出すことができるでしょう。

 

「私」が体験する世界はすべて、自身の内に含まれていて、自分の中で無意識のうちに沈んでいるものは、投影を通して体験されます。

 

 

こないだ山口で「タロットと夢」というタイトルの講座をやったのですが、夢も投影のひとつですね。

 

そして夢もタロットも海王星のシンボルといえますが、両者の共通項は私たちを全体に戻すことを助けてくれるもの。自分の中で欠けている部分を補完してくれるものですね。

 

夢が潜在意識の願望や抑圧している感情を表すものだということは知られていますが、それらもまた、チャートに見出すことができます。夢に出てきたパーツや出来事はすべて、チャートのこの星の部分の表われかな?とわかるんですね。


起きているときも投影は起こりますが、眠っているときは無意識の部分にこそ光が当たるため、自身の内側で秘めていることも含めて、夢というビジョンに内面が映し出されるでしょう。

 

夢で何をしていて、どんなものができていて、どんな風に感情や感覚や意志が動いたのか……そのあたりを見ていくと、いま自分の中で起きていることも理解することができます。

 

私たちが創作するものも自身の分身であり、私たちが外の世界に惹かれるものもまた、個人の一部ですね。

 

理想が高い人は、自分の内に完璧さを求める傾向が強く、きらきらしたアイドルに夢中になる人は、自身の内に煌びやかな星を持っています。

 

いずれもそれらは全体性へと還るためのカギ。

 

海王星は私たちが自分へと戻る道を示しているのだと感じます。