2023年10月29日5:23に牡牛座の満月です
夜が明ける直前に、西の空で部分日食となります。夜明け前に早起きしたら、月が欠けたまま、地平に沈んでいくさまを見ることができますね。すぐそばにひときわ美しく輝く木星もあります。
太陽・水星・火星が蠍座にあって、その対面の牡牛座に月・木星が輝く、とてもパワフルな配置。
この強く激しく徹底的なエネルギーを、どこへ向けるのか……?
それが大事なときですね。
牡牛座と蠍座のコンビネーションは、狙いを定めたものを必ず手に入れるためのパワーとして働くでしょう。
あなたが達成したいものは何ですか?
手に入れたいものは? 実現したいことは?
誰と何を創り出しますか?
ある種の強迫性をもって強力に働くこのエネルギーに、きちんと意図と方向性を持たせてあげることが大切ですね。
ともすると快楽主義の牡牛座は楽しいこと、心地よいもの、美味しいもの、好きなことばかりを繰り返し求めるようにも働きかけてきます。生きる喜び。身体で感じる快楽。
それは地上の楽しみでもありますね。
しかし、このパワフルなコンビネーションは目先の快楽を享受するだけでなく、人生の中で本当に実現させたい生き方や、もっと深い充実を手に入れるために働く力も秘めているのです。
そのためには人生の心地よい側ばかりでなく、あえて心地の悪い側に目を向けることも必要でしょう。
なぜなら心地悪さを感じている不満や不服の中にこそ、あなたの本当のニーズがたくさん詰まっているため。不満があるときは「本当はどうしたいのか」が、際立って見えるはずです。
そしてまた現状に対する葛藤や苛立ち、不満こそが、人生をダイナミックに変容させる燃料となるでしょう。
そういった意味において、ライバルの存在や、危機的状況、激しい葛藤や痛みは、ときに自身の可能性を大いに切り拓いて、真に生きる喜びを手に入れるための装置となります。
地上に満ちている愛情をたっぷりと受け取って、豊かな人生と安住の土地を獲得するための大胆なチャレンジをしていきたい牡牛座の満月です。