8月23日の夕方に太陽が乙女座へ入り、24日の早朝から支配星の水星が逆行を始めました。9月16日まで、乙女座です。
いまは金星も逆行しているので、合わせていろいろと見直しや微調整することがありそうですね。金星の逆行については、こないだ書きました。
ある惑星が逆行をすると、その惑星に関連した、私たちの経験の幅が広がります。
水星であれば、コミュニケーション、日常の仕事や技能、プロジェクト、近距離の移動や商売、兄弟や友人・同僚などとの関係などでしょうか。
経験の幅が広がるため、まずは「うまくいかないぞ」「思った通りに進行しない」といったことが起きるかもしれません。
水星は双子座と乙女座という、ふたつの星座を支配しますが、今回は乙女座です。
このふたつの違いとして、双子座が情報伝達や、やってきた状況に合わせてゲームのように適応していく瞬発的な知性を象徴するとしたら、乙女座のほうはマニュアル的なものを扱う手順や技術といった正確かつ実用的な知性をカバーします。
この「実用的な知性」において「今までのやり方では通用しない」「マニュアルが合わない」「技術や手順、アイテムが古い」ということが起こるかもしれません。
そこで水星が過去のやり方から脱却すべく、アップデートする必要があるのですね。
仕事のシステム、管理方法、職場や暮らしの環境、そして日常的なお金の使い方といった面でのアップデートです。
「柔軟に応答せよ」というのが、乙女座のキーワードでもありますね。新しい環境がやってきたなら、まず自分がそれに適応して、ついで環境を変えていく…。
乙女座を使いこなすには、向かいの魚座を共に使うことが大切ですが、それは受容する力。うまくいかないのであれば、とりあえず、やってみよう。試してみよう。
これまでの方法が通用しないことを嘆くよりも、そんな軽やかさを発揮していきたい三週間です。