7月10日から8月24日までの一カ月半、火星が乙女座に滞在します。これに関してはインスタの方にもアップしたので、よかったら合わせてお読みください。
https://www.instagram.com/p/CufhrJ3yhwl/
こちらでは、インスタに書いたもの補足をしてみたいと思います。
火星が乙女座に入ると、次々と世代天体たちと角度を作っていくことが非常に特徴的な時期です。細かくその日時を拾ってみると、こんな感じです↓
7月20~31日頃 火星-土星180度
7月30日~8月15日頃 火星-木星120度
8月13~27日頃 火星-天王星120度
8月20~31日頃 火星-海王星180度
8月23~31日頃 火星-冥王星120度
書き出してみると、気になるのは火星-土星の角度を作る7月後半と、8月のお盆休みの後半から月末にかけてのトランス・サタニアン天体がこぞって火星と角度を作る時期ですね。
7月後半のほうは、火星と土星が180度となるとき、太陽と冥王星も180度なるので、何かとナーバスになりやすいような気がします。「動きたいけど、動けない」という葛藤が起こりやすい時期で、変えたい気持ちはあるけれど、内側からそれを止めようとする思いも出てきて、ちぐはぐになりやすい雰囲気ですね。
逆にいうのであれば、目の前の状況や人物をきっかけに、何らかのネガティブな感情が湧き起こってきたら、とことん向き合って感じてみるのに良い時機です。そこには自分の中にありながらも、抑圧せざるを得なかった部分があるかもしれません。
実際に「変化のとき」は、外側の状況に呼応して、自分の内側を変えていき、まだ使っていない資質を引っ張り出してくるときです。ナーバスさが出てきたときに、それと同一化するのではなく、その感情を利用して、感じてこなかった自分を見て、受け入れていくということができるでしょう。
8月後半のほうは、こんな感じです。見るからにめっちゃパワフル。
ご覧のように、この時期は水星も火星に接近して、このグランドトラインに参加します。地のエレメントで作られるグランド・トラインであることがポイントですね。そして火星の真向かいに海王星があることも…。
こんな風にグランドトラインとなる三角の、どこか一点から180度に位置する星があると、エネルギーはそこに向かって放出されることになるんですね。放出先が魚座の海王星って、構築する地の三角が、ゼロに向けられる感じですね。境界がなくなって、ひとつになっていく。
いろんなシステムが作り替えられる感じがありますね。外側の世界でいうなら、職場で急に仕様が変更になって「今日からこれでいくぞ」と鶴の一声が降ってきた…みたいな。
前向きにとらえれば、今の時代に沿った新しい技術やツールや手法にシステムをアップデートさせる感じでしょうか。AIをうまく扱ってみるとかですね。内なる世界においては、自身の価値観や考え方、働き方などを大いに再構築する時期といえそうです。
ネガティブにとらえるなら、人の力では制御できない唐突で非情な出来事です。火星や冥王星が絡むと、血なまぐさい感じがするうえ「現実的な地の破壊」ですから、大規模な事故や破壊、海王星も絡むと台風や地震といったダメージに注意といった感じでしょうか。しっかりと気を引き締めて過ごしたい時期といえますね。経済損失ともいえるし、そのためのリビルドともいえます。
7月後半、8月後半、共にちょっと意識しておきたいですね。
じゃあ、どうすればいいんですか?というと、地のエレメントが強く働くときに助けになるのは火のエレメントです。
現実の中でいろいろ対策を立てるのが地の質であれば、火の特質は直観です。日頃から直観を鍛えて、怪しいと感じたら行かない、近づかない、変な感じがするなら、ちょっとやり方を変えて慎重によく見ながらやってみる、変更したくなったら変えてみる……といった感じで、自分の中の「虫の知らせ」を信頼すると、動物的に危険を避けることができますね。
現実的な努力と、内なる直観の両軸が、変化の多い世の中を生き残ることを助けてくれるでしょう。