こないだザビエ氏が「七福神は7惑星に照応している」と言っていて『おお、そうだよな』と思いながら「女神はひとりだけど?」と言ったら「それはヴィーナスだよね……あと老人がいたよね?」「寿老人かな?彼はオールドマン…おそらく老賢人だから、土星かな?」「そう、土星だね~」というところで、話が終わりました。
あとになってから、じゃあ他の五神はどの星に照応するのか?と気になったので、ここで考えてみたいと思います。
わかりやすいところからいくと、毘沙門天は火星で良いですよね。唯一の武将神。姿も役割も火星ファイターで良さそうです。
他の四神のうち、大国・恵比寿のセットを考えてみます。これを親子とすると太陽と月でも良い気がしますが、ここは木星と水星の親子に当てはめるので、いかがでしょうか?
大黒天は大国主と大自在天の神仏習合神ですが「大」と冠し、打ち出の小槌で福徳をばら撒く姿からしても、景気の良い木星と相性が良さそうです。
恵比寿神のほうは、伊弉諾・伊弉冉の子であるという神話と、大国主の子である神話とがありますが、なんといっても西日本で商売繁盛といったら十日戎。商売の神といったらギリシャ神話ではヘルメスですから、水星の座にしておきましょう。
残る二神は布袋尊と福禄寿で、どちらかが太陽でどちらかが月ということになります。ですがここは笑門来福・夫婦円満・子宝の神格を持つ布袋尊が、万物の生命の循環を象徴する月でいかがでしょう。
ということは消去法で(笑)、福禄寿が太陽です。福(幸福)・禄(俸禄=財)・寿(長寿)を司り、千歳の命を持つ仙人ということで、永遠の子・太陽にぴったりな気がします。
ちなみに、この福禄寿は寿老人と同一であるとされています。このふたりを土星と太陽に照応させると、土星が錬金されて太陽になる姿にも重なるし、いいですよね~。
福禄寿も寿老人も南極老人星が神格化した姿だとされていますが、南極老人星とは「りゅうこつ座」のα星・カノープスのことなんですよね。りゅうこつ座は船の形をした星座であり、七福神の乗る宝船を連想させます。
そしてまたカノープスは蟹座14度方面に位置する恒星ですが、ここを太陽が通過する日は、7月7日なんですよ。七つながりで、なかなか興味深いです。