2月20日から3月17日までの1カ月弱、金星が牡羊座に滞在します
ちょうど木星も牡羊座に滞在しているので、その恩恵が存分に得られそうな時期といえますね。
ただし、木星は単にラッキーをもたらすだけの星ではありません。金星との組み合わせは「怠惰さを増やす」「浪費を増やす」「快楽を増やす」「体重を増やす」といったことに偏る可能性もあります。
どんな恩恵にあずかりたいのか、しっかりと意図しておくと良いかもしれないですね。
火星の質を帯びた牡羊座が、対極の金星に位置すると、デトリメント(障害)という心地の悪い組み合わせとなります。
それは金星のもたらす愛や調和、分かち合いといった質が、火星の持つ主張の激しさや破壊性と相容れにくいためですね。火星は妥協するよりも、自分のやり方やペースを押し通そうとしたがります。
しかし、このふたり…金星と火星すなわちアプロディーテとアレスは恋人同士なんですよね。
実際にこの時期は相反するふたつの星を同時に使うチャレンジをするのに最適なタイミングです。それは人と関わりながら一緒に何かを産み出していくこと。
言いたいことをしっかりと主張するけれど、同じぐらい、相手の話をしっかりと聴き入れる能力を発揮することが大切です。
押しすぎるでも、合わせ過ぎるでもなく、お互いにとってちょうどいいバランス、ちょうどいい調和点を一緒に見つけ、創り出すというチャレンジ。それぞれの言い分が満たされるような第三の道を見つけることができたら、それは新しい可能性ともいえるでしょう。
牡羊座の発揮する正直さをもって、堂々と意志を伝えるときですが、それは傍若無人になることではありません。しっかりと相手の目を見て、つながっていることを意識しながら、おこなってみてください。
そしてまた相手のことも、目を見ながら、深く受け取っていきましょう。
そのようにお互いを深く認め合うことで、調和が生まれます。押す力と引く力の、ちょうどいい真ん中のバランスですね。
またこの時期は牡羊座が直観をキャッチすることを助けてくれるので、ふいにアイデアが湧いたり、やりたいことが起こったりするかもしれません。それはこれまでやってきたことを、新しいフィールドへ押し上げるヒントにもなるでしょう。
やってきたものに理由を求めたり、可能かどうかを検討し過ぎたり、否定したりするのではなく、まずはそのまま受け止めることが大切。
この期間にあなたの内側からやってきたものは、大事なエッセンスを含んだ、無意識からのノックかもしれません。
最初のサインである牡羊座のもたらす直観の中には、これから先の未来をひらくためのヒントが存分に含まれているでしょう。
どういう形であれ、意味がわからなくてもやってきたもの……シンボルやメッセージ、数や色や名前や土地や香りや雰囲気などなど、頭の片隅で覚えておくといいかもしれないですね。