2023年1月22日5:53に水瓶座の新月です
水瓶座に移動したばかりの太陽と月が、冥王星とぴったりと重なって、水瓶座の特質に強い力と深い洞察力が加わっていきそうです。
水瓶座は自由と進化、そして目覚めの象徴ですが、それはこれまでの常識をひっくり返すことで、今の時代に沿った、より新しい手法に再統合することでもあるでしょう。
あらゆるものの中に法則を見出すことで、より細部まで理にかなった形へと改良するのが得意な星座です。
うまく働いていないものや、望むような結果が出ないものを、一度バラバラに解体したうえで、点検し、より無駄のない形へと作り替えることもするでしょう。技術や理論も水瓶座の得意分野です。
今回の新月図では、水瓶座を支配する天王星と土星が、それぞれ牡牛座と2ハウスにあって、そこに共通するテーマを見出すことができます。
『愛情』と『豊かさ』
関係性と経済力でもありますね。より豊かにお金を稼いだり、使ったりすることと、愛し愛される充実の対人関係を楽しむこと。
そこでうまくまわっていないもの、働いていないものは、ないでしょうか?
順調に流れているものと、ぎくしゃくしているもの。あるいは完全に滞っているもの。
水瓶座の改良は、一度バラバラに解体してから、効率的に働くように組み立て直します。
時計が壊れたら分解したり、車が止まったらエンジンを開けてみたりしますよね。そして隈なくチェックして、必要な部品を取り替えたり、汚れや埃を取り除いたり、オイルをさしたりして、円滑に働くように修理するでしょう。
そのような定期的なオーバーホールが、私たちの営みにも欠かせません。
うまくいかない人間関係は、そのまま放置して、おわりでしょうか?
思うような成果が出なくなった仕事は、もう切り捨ててしまう?
建国記念日が2月11日の日本という国の星座は水瓶座ですが、私たちは世界最古の王朝をいまだ継続していて、先進国で唯一、古代から繋がっている母音言語を公用語としています。
私たちは数多の歴史の変遷の中で、過去をばっさりと切り捨てるのではなく、古い要素に新しいものを大胆に迎え入れながら、そのたびに風習や文化や土地や政治を改造し、改良し、再統合し続けてきたのでしょう。
数えきれないほどの歴史的事件や天災や厄災を経験しながらも、そのたびに大事な根幹を残しながら、アップデートを続けて、ここまでやってきた先人たちにリスペクトを。
かしこく、したたかに、命をつないで、進化する。いつの世にも新しい時代がやってきて、そのたびにアップデートしながら、適応してきたのでしょう。
いま、私たちはまた、そのときを迎えているのかもしれません。
水瓶座の象徴する自由と進化、そして目覚めは、自立して、自分の力で自分の面倒をみることでもありますね。
人生を誰かに委ねるのではなく、自分の手で定期的にオーバーホールする。
人生にみずから「参加」する。
これは、これからやってくる冥王星水瓶座時代の前哨戦。人生の中のあらゆる滞りと、うまく働いていない部分を改造しまくって、みずからの手で新しい時代を迎える準備をしていきましょう。