土星のコンプレックスを紐解く好機 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

火星の話を12星座と12ハウスで書いたので、次は来年木星が牡牛座に入るし、金星を書こうかと思っていたのですが、ふいに土星が書きたくなったので、土星シリーズを来週あたりから始めたいと思います。

 

いま、冥王星が山羊座から水瓶座へと移行しようとする最中であり、2023~24年はこのふたつの星座をしばらく行ったり来たりします。

 

これは社会のシステムが新しいものにアップデートしていく期間ですが、それはすなわち、私たちの内なる土星をアップデートするときでもあるわけですね。

 

水瓶座は土星と天王星のふたつの星を支配星とするわけで、それは土星を古い制約から自由にする形で扱うことも含んでもいるでしょう。

 

 

しかし、そうするためには一度、土星を解体する必要があります。土星が私たちの人生にもたらしている複雑さとむずかしさ、それを作り出した起源、どんな体験が極端な形で土星の属する星座を補償させているのかなど、明確に透化すればするほど、解体されていくでしょう。

 

どんな物事でもそうですが、そのパターンから降りるためには、そこに同一化せずに、気づいていること、見ていることにつきると思います。

 

よく「私は土星が双子座にあるので、コミュニケーションに難ありなんですよ~」といった感じでいう方がいらっしゃるのですが、それはすなわち「土星の双子座がもたらす、コミュニケーションを抑圧する側の極と同一化している」ということですよね。

 

土星のもたらすコンプレックスとは、さまざまな感情の複合体であり、そのようになった経緯と経験がそこには含まれています。どんな経験がそのようにさせたのか、そうなる前はどうだったのか。抑圧するという形の逆側の極に触れるなら、どんな風に表現される可能性があるのか。

 

土星のもたらす「やってもやっても物足りない」「まだまだ充分ではない」という感覚を、どのようにしたら「すでに持っている」という、統合に近づけることができるのか。

 

そのためには、ご自身の土星の質をグッと紐解いて、踏み込み、あきらめて呑み込んでしまったものを吐き出して、もう一度、一から積み上げていく必要があるかもしれません。

 

ちょうど、まもなく始まる冬至図が、山羊座と土星を強調する配置になっているので、この期間に土星の話を書いてみようかなと思います。

 

そういえば今週のタロットは「The World<世界>」で、土星がテーマのカードでした。毎週月曜に一枚引きでアップしているのですが、とても土星っぽい今週だと感じます。

 

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