2022年12月8日13:07に双子座の満月です
2022年最後の満月は師走ということもあり、星のめぐりからしても、忙しく過ぎていきそうな雰囲気。毎日やることに追われて、あれもこれもと動きまわっているうちに、あっという間に年末を迎えることになりそうです。
何事も後回しにせず、思いついたときにどんどん確実にこなしていきましょう。
口約束に気をつけたいときです。決めたことをきっちりとこなしたいときですが、特に人との約束は曖昧にならないように注意。いつ、どうするのかを明確にしておく方が誤解がないでしょう。
コミュニケーションの行き違いが生じやすく、そのつもりがなかったとしても「あとで考えよう」「あとで返事しよう」としたことが、相手からは「放っておかれた」「いい加減に扱われた」と受け取られてしまったり。忙しいだけなのに「冷たい」と勘違いされたりですね。
言わずに後回しにしたことが、おかしな風に伝わりやすいときです。
その都度、意図を確認したり、あとで返事するならその旨をしっかり伝えたりするのがベター。
忙しい時期だけに、スムーズにいかないことや、はっきりしないことに、みんながイライラしやすいときです。余計なことに煩わされて、負荷がかからないように、明快さを意識していきましょう。
満月の約2週間後の12月20日に木星が魚座から牡羊座へと移動します。それまでが木星が魚座に滞在する最後の期間。
木星が強調される射手座のシーズンですが、満月図では魚座木星が定位置の12ハウスに滞在するんですね。
木星が牡羊座に移動すると、もう魚座には戻らず、新しい12年の周期が始まるので、12年の締めくくりを存分に味わいたい時期ともいえます。
魚座の木星が私たちにもたらしてくれる恩恵は、なんといっても愛と慈しみ。心の深い琴線にそっと触れるような形で、そこに溜まっているさまざまな感情や思いを解き放ち、クリアにしてくれます。
いまの時期、忙しいかもしれないけれど、内観する時間を作って、自分自身に愛と慈しみを向けることが、本当に大事なんですね。
冬至の前の二週間は、もっとも暗い闇にスポットが当たるときであり、隠してきた感情や、長いあいだ溜め込んできたものが浮かび上がってくるときです。
自分に愛と慈しみを向けるということは、自分をよく見ていてあげることでもありますね。
今、何を感じているのか、どんな思いがあるのか……心に寄り添って、そこにあるものを見てあげましょう。
不安があるならそこに寄り添い、怒りがあるならその痛みをキャッチし、悲しみがあるなら共にそこにいて、内にあるものが何であれ、共に味わうこと……。
本当につらいとき、私たちは誰かがそばにいてくれるだけで、安心して、癒されて、ホッとできるでしょう。
そしてそれは他の誰かではなく、自分が自分に与えることのできる滋養でもあります。自分を愛し、丁寧に心を感じて、見てあげることで、心に溜まっているものを解き放つことができるでしょう。
ここに積年の思いが積もっていると、新しい道を拓くための冒険が制限されてしまいます。これから始まる新しい周期のために、闇を見つめて、内側を磨いておきたいときなのです。
2023年は冥王星も水瓶座に移動して、新しいシステムが社会に到来しそうです。私たちはまだ体験したことのない未来に、可能性をひらいていくことになるでしょう。
そのときに自分のなかに溜めこまれたものがあると、前へ進む制限となるので、そこを解放しておきたいのですね。そのために愛と光で自分を見守りたいときなんです。
これから何が起きるかわからないけれど、未知の可能性に未来を託して、希望の光と共に送り出す。それは子どもが巣立っていくことを信じて手放す親のような、愛と慈しみに満ちた祝福です。
来たるべき未来が明るくひらかれていきますように、愛と光の祝福を。自分に滋養をたっぷりと捧げて、そして明け渡していきたい、双子座の満月です。