【新月】2022射手座新月★見て、感じて、リリースする | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2022年11月24日7:56に射手座の新月ですいて座


晩秋の朝、東の空に惑星が集まります。太陽・月・水星・金星が東の地平線からすこし上の、12ハウスの領域に大集合。先月の蠍座の新月と打って変わって、内向的な雰囲気が漂ってきそうな一か月です。

 

10天体のうち、7天体が柔軟星座のダブル・ボディーズに位置します。迷いが多く、決められず、決めたくないようなときでもありますね。

 

12ハウスに星が集まるタイミングで、同時に木星が12年周期の最後の魚座にやってきているというのが印象的です。12月20日に牡羊座へと移動すると、もう木星が魚座へ戻ることはなく、いよいよ本格的に新しい12年の旅が始まります。

 

しかもこの新月はちょうど木星が逆行から順行へと切り替わる、ステーションとも重なります。これは「星が止まって見える」ときですから「止まってみること」が、ひとつのポイントでもあるでしょう。

 

コンサートでいうならフィナーレの時間です。未来のために古いやり方を終わらせて、もう通用しないもの、必要のないものを手放すとき。

 

そして同時に未来のために新しい種をまく準備を始めるとき。どれが芽吹くか、わからないので、いくつのも種を用意して。

 

終わりと始まりの狭間の時間。ゼロへと還るためにリリースする時間です。

 

 

見えない先行きに対する不安と、楽観性とが交互に行き交うようなときです。頭で考えると不安に傾きますが、心の中心の奥深くに触れると「大丈夫」という感覚が得られるでしょう。

 

12ハウスに星が集まる時期は、祈りと浄化のベストシーズン。普段の生活では見過ごしやすく、後回しにしやすい、心の内側に溜まっているものを解放するのに最適なときです。

 

おのずと、無意識からの呼びかけが起こる時期でもあります。夢やぼんやりしているときに、浮かんでくるヴィジョンや思いがあるかもしれません。

 

しかしここは、あえて積極的に「心の掃除」をしてみるのが良いでしょう。

 

ハートに口をつけて喋らせてみたら、なんて言うでしょうか?

 

たったいま感じていることを正直に語らせて、本音を存分に吐き出させることが12ハウスの解放につながります。ハートに溜まっているのは、無意識のうちに溜めこんだ本音でもありますね。

 

コツはいくつかありますが、もし特定の相手への怒りや不満がある場合は、それを存分に語らせます。直接、相手にいう必要はありません。ただ正直に吐き出せばよいので、安全な場所でひとりでやればよいでしょう。

 

愚痴や不満や悲しみや怒りが湧いてきたときは、ストーリーを語るのではなく、感情と体感にフォーカスしていきます。「なぜイライラするのか」という理由を語るのではなく「どのようにイライラするのか」を、体感を通して感じるのです。

 

心臓が早鐘を打って強い痛みと圧迫があるかもしれないし、ハラの底に穴が開いたかのような喪失感があるかもしれないし、喉がぎゅっと締め付けられるような緊張があるかもしれません。

 

その痛みや喪失感や緊張を、体感を通して感じて、感じて、感じることで、終わっていなかったものをリリースできるときです。

 

 

12ハウスは水の部屋です。水は感情であり、ここは後回しにして感じてこなかったものが溜まる部屋。

 

そこに溜め込んできたものをリリースすることが大事なときです。冬のあいだに田畑を休ませて、次の芽吹きに備えるように、心に溜めこんできたものをすっきりと手放して、ゼロに戻し、新しい始まりに備えておきたいのです。

 

終わっていないもの、感じきっていないものがあると、身体のあちこちに宿って、小さなブロックを作ります。そしてそれがリリースされるために、何度でも同じ状況が繰り返し、引き起こされることになるでしょう。

 

ですからいま起きている状況や、人間関係のなかでの不満や苛立ちがあるなら、その感情に働きかけることもできます。同じドラマを繰り返し体験することから離れるために、限りなく、感情を流しておくことが大切なのです。

 

木星と海王星が魚座に揃う、この貴重な時期のうちに、12ハウスの在庫を一掃しておくことで、新しい12年の周期をすっきりと始めることができるでしょう。

 

年末に向けて忙しくなってくる時期ではありますが、内側に触れずに過ごすには、あまりにも勿体ないタイミングです。

 

どうか、ご自身のためにしっかりと時間を作って、心に慈愛を向けて、お過ごしください。内側をしっかりと見て、感じて、リリースする、12ハウスの新月です。