となりのトナラー | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

月が山羊座で12ハウスにある私は、誰かと一緒に過ごす以外の時間は、ひとりで存在を消すように過ごすことを愛しております。人の少ないところでひっそりとすみっこにいることを好みますが、それを容赦なく打ち破るトナラーにちょいちょい出くわすのです。

 

もともとはガラガラの駐車場なのに、わざわざこちらの車の隣に止める人の呼称らしいですね。隣に止めるという、その行為はトナリング。日本人の言語センスよ…(笑)

 

新幹線や特急電車で空いている時間帯のときは、なるべく空いている車両の前後がいない席をとります。なのになぜ、わざわざ私の隣に座るのでしょう?立ち上がってみると、空いている席はいっぱいあります。

 

カフェなどでも、この現象が起こることがあります。あちこち空いている席がいっぱいあるのに、なんですみっこにいる私の隣に、わざわざ来るの~!!??

 

しかしこの行為は決して嫌がらせではなく、10人に1人ぐらいの割合で、空間を認知するという概念が希薄な人がいるそうです。なるほど。

 

 

ちなみに12星座で空間認知と関係するのは山羊座。平衡感覚を司るサインであり、これが京都における鴨川等間隔の法則(鴨川沿いでカップルが等間隔に座る)を生み出すわけですが、トナラーは容赦なく、隣のカップルにグイグイと間合いを詰めてくるのでしょう(笑)

 

ちなみに山羊座の平衡感覚は物を整然と並べたり、インテリアを配置したりするときにも使われます。スタイリッシュで広く安定して見えるお部屋は、この感覚の良い人によって作られるわけですね。

 

逆に平衡感覚が弱いと、高さの違う家具が並んだり、一か所にすべてのものを集めたりするということが起こります。

 

池の亀がたくさんスペースがあるにも関わらず、一か所に積もってしまうのも、この感覚の欠如なのでしょうか。(亀が重なるのは、甲羅干しをするために別の亀がいても構わずその上に乗って、より良い場所を確保するためという話を読みました。なかなか戦闘的な種族であります(笑))

 

ちなみにこれは山羊座の向かいの蟹座の司る聴覚とセットになっていて、この聴覚とは外側のみならず、心の声を聴く器官。ハートという内なる空間に心地よく落ち着いていると、外側の空間のなかでも、心地よいバランスを見つけることができるというものを表しています。

 

そしてまた蟹座と山羊座は母子が分離するときの、距離感やバランスとも関係しています。人との距離を大きく空けたかったり、密接に近づいていたかったりするのは、潜在的な心の状態とも関係しているわけですね。

 

そう考えると、トナラーの人たちの心の状態に、なんだかちょっと興味が湧いてくるのでした。