昨年末から数回開催させてもらった、お金に関する講座のタイトルは「金運があるか、わかる占星術講座」です。正直か(笑)
でも「金運が上がる」って、安易にいえないじゃないですか(律儀)
お金がある人はあるし、ない人は、まあ、なかなか簡単に入ってきませんね。
だから「金運があるか、わかる」ですし、実際に「あの人、お金持ちだな」と思う友人・知人のチャートをこっそり見てみると、やっぱり、お金に縁がある星があります。そして、お金に縁がある星を持っている人は「私はお金に縁がある」ということを知っているんですね。
占い師あるあるだと思うのですが「私の金運って、どうですか?」と聴いてくる
方って、ほぼ金運の良い星の配置がある人です。
「お金のことが気になって…」とか「心配で」みたいな聴き方をする場合はそうでもないんですが「金運、どう?」とダイレクトにそこだけを聴いてくる方は大抵良いですし、普段からお金に関する感度が高いし「金運が自分にはある」と口にするかどうかは別として、思っているんですね。
なので「困らないですよね」とか「すっごくいいですね」などと答えると「やっぱりね~」とか「東洋占術で見てもそうなの」とおっしゃられたりします。
これは金運をみるうえで、非常に大きなポイントだと思います。
つまり、お金がある人、金運がある人は「お金のことはどうにかなる」とか「お金が入ってくる」という前提が、ご自身のなかにあるわけです。
それはおそらく金額の問題ではなく、自分の内側で「ある」とか「豊か」という満ち足りた本質とのつながりを強く感じているのだということでもありますね。
内側に充足感のある方は、いつでも豊かですし、いつでも欠乏していると、たとえ定期的に入ってきて、手元にある程度あっても、ずっと不安です。
その前提となっている、内側での働きには、2ハウスが大きく関わっています。所有の部屋。ここが「満ちている」と思えばあるし「足りていない」と思えばないわけです。
お金に関する運勢も2ハウスを中心に読みます。8ハウスもお金と関わるのですが、こちらは他者との共同財産やビジネス、遺産などと関わり、最終的にそれらで得たものが自分の手元に入るかどうか、自由に使えるようになるかどうかは、2ハウスとの絡みで判断します。
2ハウスのカスプサインや入宮星は、その人のお金に対する態度や関心、稼ぎ方、使い方などが表れます。
たとえば私は2ハウスカスプが魚座なので、水商売やスピリチュアルや虚業で稼ぐことができます。占い師にぴったりの配置です(笑)
こことの絡みで、みなさんにお尋ねしてみると、お金に対して細かい人、どんぶり勘定な人、常に心配な人、まったく苦労したことのない人と千差万別ですが、かなり2ハウスまわりの影響が表れているような気がします。
「すべてのハウスの活動で得られる経験を、自分の内側に所有すること」が、2ハウスの究極の目的なのですが、それこそ豊かなものが外にあるのではなく、自分の内にあると自覚することでもありますね。
いずれのサインや惑星であったとしても、その星が象徴する質が自身の内側にあるのだと、しっかりと自覚して、つながりを持つことが、豊かさへの道なのかなと思います。
天王星牡牛座シーズンの意識改革ですね。