天王星が2018年5月に牡牛座に入宮してから、3年半が経過しました。天王星はひとつの星座に7年ぐらい滞在するので、ちょうど折り返し地点あたりですね。
天王星がある星座にやってくると、その星座が象徴しているテーマを、これまでにない新しいユニークな形に進化させたり、目覚めさせてたりということが起こります。
特に昨年は土星と、今の時期は木星と角度を作るため「牡牛座的意識」が刺激されている方も多いのではないでしょうか。
牡牛座的意識というのは『現実的な富と愛』私たちが生き抜いていくために欠かせないものですね。
これからどうやって食べていくか。老後のお金は足りるのか。何を準備すればいいのか。
牡牛座は生きている命を維持する富と愛を象徴するので、基本的に保守的で、持っているものを手放しません。危ない橋も渡らず、慎重ですが、かといって、このままでいいのか?という気持ちになりやすいときだといえるでしょう。
2011~2018年は天王星が牡羊座にあり、攻めの時代だったな~と感じます。東日本大震災から始まった牡羊座期でしたが、その逆境に打ち克とうとみんなで協力し合い、オリンピックも招致して、どんどんイノベーションして、ばんばん外国人も迎え入れて、そのための設備投資もどんどんやって……という時期ですね。
牡羊座は個人の個性を特定し、独立をうながす星座でもあるので、新しいチャレンジをしようと、立ち上がる人も多かったと思います。
それが牡牛座にくると、慎重さが出てきて、更にコロナと共に土星がドーンと天王星と角度を作ると「動きたいけど動けない」という、物理的にも精神的にも葛藤が多かったのが2021年。
今年も年初のうちはその角度があるのですが、木星が魚座にあり、やがて牡羊座に移動する5月頃には「どんどんやってやろうぜ」という勢いが出てくるのではと思います。
天王星が牡牛座に入ると、お金に対する気持ちが、次の三つのいずれかのように際立ってきます。
① 将来のことをもっとちゃんと考えなきゃ。お金の勉強して、投資して、もっと収入を増やすこともしていこう(積極型)
② お金のことが、ちょっと心配……。なるべく節約して、新しいことをするのも控えておこう(保守型)
③ お金とか将来とか、考えるの憂鬱。どうなるのかよくわからないし、新しいシステムにもついていけない。あんまり考えずに、好きなことして過ごそうっと(隠棲型)
私個人としては①と③のミックスみたいな感じなのですが、いろんな人の話を聴いていると、ほんと、個性が出るな~と思います。仲の良い人同士でもお金に対する意識って、違うんですよね。
昨年あたりからお金のことを聴かれることが増えたので、金運まわりの占星術の講座もはじめてみました。これがなかなか面白いです。リクエストがあれば、またやりたいと思います。