【星模様】木星と天王星の60度★いま、この瞬間も愛を創り出す | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2月18日に木星と天王星が60度のセクスタイルという角度を作ります。

 

6天体が山羊座と水瓶座に集結している、ここ数日はなんだか重苦しい雰囲気がありますが、2月17日の満月、そしてこのセクスタイルと、新しい希望に向かっていこうとする流れを感じます。

 

 

木星は魚座、天王星は牡牛座に、それぞれあって、共に働くわけですが、ここに共通して『金星』が隠れています。

 

牡牛座の支配星としての金星と、魚座の星座シンボルに描かれた金星ですね。魚座のシンボルは二匹の魚ですが、それは金星アプロディーテと息子のエロス(英名キューピット)の変身した姿を表しています。

 

金星は愛と豊かさの源泉であり、感性、センス、美意識を司ります。そして天王星は自由と進化の星であり、木星は恩寵、恵み、発展です。

 

それらを合わせて考えてみると、私たちの愛と感性が目覚めるときであり、微細な美意識が、世界を美しく豊かに進化させるときだといえるかもしれません。

 

しかも、この2つの星は6ハウスの乙女座の月とも角度を作っています。これは日常生活、日々の仕事、習慣、家事、健康維持を象徴します。

 

もっと繊細に美意識や愛を日常に向けることで、毎日の生活が、職場が、学校が、家庭内が、もっと心地よく快適になるかもしれません。やさしさ、思いやり、丁寧さといった、目には見えないものが、見えるものを支えています。


なんだかこの星の配置を見ていたら「神は細部に宿る」という言葉を思い出しました。母音言語を喋る、私たち日本人はあらゆるものを擬人化して、そこに宿る神を見出すことができる民族です。

 

世界の大半を占める子音言語族は、自然音や虫の音を雑音として処理してしまうらしく、自然に宿る生命を見出すことができるのが、母音言語族の強みです。


そしてこれが私たちの感性の源でもあると思うのですね。大自然とのつながりや、物や空間や所作にこめられた「思い」を見出す力。その場が誰かに整えられたかもしれないということ。それが誰かによって創られたということ。


 

土星が山羊座から水瓶座を通過する2019年から2022年のあいだ、私たちの直接的なつながりは、マスクやプラ板やビニールやモニタで分断されてしまいました。

 

テクノロジーの進化で、会えなくても、やりとりできる便利さがあったとしても、私たちが愛を育むときに欠かせない「触覚」が失なわれてしまったのですね。

 

もし産まれたばかりの赤ちゃんが、必要なお世話はされるものの、一度も誰にも抱かれることがなかったらどうなるでしょうか。

 

「愛する人に愛されている」という実感を、私たちは触感を通して感じます。最初に母親と家族を。それから友人を。そして恋人や尊敬する人たちを。

 

目で見て触れて、味わい、嗅いで、聴くものから、私たちはさまざまなものを感じます。

 

いまいる場所、いつも働いている空間、くつろいでいる部屋、その環境は、どんなものでしょうか?

 

私たちが愛を向けることで、そこは愛に満ちた空間になります。いつもの仕事や家事に愛を向ければ、そこには愛が宿るでしょう。そして私たちは、他者がそのようにしたものを感じるだけの感性を持っています。

 

 

私たちの生きている世界は、そんなにやさしい場所ではありません。歴史のなかでは現在が最先端の文明をもっていて、とても便利で、温かく、飢えず、健康に生きやすくなってきてはいるけれど、いつも楽しいことばかりではなく、ときに厳しいこともあるでしょう。

 

そんなときに、自分のいる場所を、関わる人たちとの関係を、日々の仕事を、暗く厳しいものにするか、すこしでも愛と思いやりの満ちたやさしいものにするのかは、いまこの瞬間も自分自身が創り出しています。

 

見て触れて、感じることの世界に、深い愛と慈しみを見出すセクスタイルの冬。まずは自分が自身に対して、いつもどのように扱っているのか、どんな評価をくだして、どのように見ているのかということから、はじめてみるといいかもしれません。