現在、木星が魚座を通過中ですが、これから先の3・4月は魚座に星が集まる魚座ステリウムの時期が続きます。
3月は太陽・水星・木星・海王星が、太陽と水星が牡羊座へ移動したあとは金星と火星がやってきて、魚座を賑やかに彩るので、サロンや事業の開始日や入籍日を見てほしいと頼まれると、なかなか決めにくいものがあります。占いのお店や飲み屋や風俗業には最高ですけどね(笑)
魚座にこれだけ星が集まる時期は、どちらかというと終わらせるときであり、浄化のタイミングだと感じます。
長いあいだ、放っておいた問題を片付けるにもよく、無意識の層に溜まっている感情の解放をするもよし。お部屋の掃除や身体のデトックスにも良いですね。
瞑想やアートやスピリチュアルな活動を深めるには、最高の時間です。
そうすることで限りなく「わたし」という自我を薄くして、全体性に戻っていくリセットの時間でもあるわけですね。
自分のなかで溜まってきたものや、がちがちになった構造の分解を、魚座の期間にするわけです。
いろいろなものが分解されて、バラバラになるので「先が見えなくて不安」にもなりますが、それで正解なんですね。今は溶かして、明け渡して、流れにのるときです。
木星が魚座に入ると起きること
計画やアイデアも、なかなか形として成立しにくいときです。
それが魚座の浄化力であり、終わらせる力なんですが、これがとても重要で、そうやってなくなっていくことが必要な時期でもあるんですね。
そのことに対して「どうしよう」「怖い」「不安」「これからどうなるの」というところに、あまり入ってしまわないようにしましょう。
このリセットは、世界が新しいフェイズに入るための準備でもあるんですね。
人類が新しい未開の地に拓いていくような、それに合わせて、私たちの中にある、まだ使っていない可能性がひらかれていくようなときです。
だから「なくなっていきそうな感覚」への恐れから現状にしがみついていると、新しいものを招き入れるだけのスペースが確保できなくなってしまいます。
2023年になると土星も魚座にやってきて、そこからまたひとつの流れが閉じていきます。それは海王星の165年周期の終わりとも重なるので、あと数年は社会の混乱期が続くことが予想できるのですね。
私たちは感情的な部分で変化することを恐れますが、たましいは自分は何にでもなれるし、どんなことでもやれるし、いまこの瞬間からも新しい創造ができる力が無限にあることを知っています。
いろいろな感情が去来して、不安になったり、まあいいかと感じられたりするかもしれませんが、魚座の木星期のジェットコースターを楽しんでお過ごしください。