全国の水星座族なら、わかっていただけるかと思いますが、たまに自分の内側を恐ろしいほどの感情の嵐が吹き荒れて、自分自身が木っ端微塵になりそうに圧倒されることがあります。
何かがあってとか、誰かと揉めてとか、そういうことではなく、日々の小さなストレスや、すれ違いや、傷つきみたいなものが溜まって、満ちて、あふれるわけですね。
年に何度か、自分の全部が感情になってしまったかのように、内側が激しく揺れるわけですが、そうやってメンタルのバランスを取っているのだろうなと思います。
そのことを毎月受けている心理学のセッションで先生に話したら「私たちには時々、嵐のようになることが必要なのかもしれないですね。実際の世界がそうであるように」と言ってくれました。
なんて素敵に、私の心を受け止めてくれるでしょう。
その言葉を思い出すたびに、やさしい気持ちがあふれてきます。
人生はゲストハウスです。
毎日、旅人が辿り着きます。
歓びがきて、落ち込みがきて、意地悪もやってきます。
そして「一時的な気づき」が予期しない旅人として、やってくるでしょう。
その人たち、すべてを歓迎して楽しませなさい。
時に雲のような深い悲しみがやってきて、暴力的にあなたの家の家具のすべてを壊してしまうかもしれません。
それでも、ひとりひとりのゲストを丁重に扱いなさい。
彼はすべてを取り去ることで、新しい歓びを迎え入れようとしているのかもしれません。
恥や、悲しみや、落ちこみも、笑いながら戸口で出迎え、招き入れて、誰がやってきたとしても感謝しなさい。
なぜなら彼らは導き手として、彼方からやってきたのですから。
『ゲストハウス』
ジャラール・ウッディーン・ルーミー
スーフィーの詩人ルーミーの一番好きな詩は別にあるのですが、心が張り裂けそうになるときに読むのは、これに限ります。