【満月】2021山羊座満月★自分の心を愛する旅路 | ***Walk on the light side

***Walk on the light side

銀河に煌く星たちのように

2021年6月25日3:39に山羊座の満月ですやぎ座

 

夏至の4日後の満月ですが、夏至図には自分自身に思いやりを向けて養育するというセルフラブのテーマがありました。セルフラブはいつでも大切ですが、あらゆる人間関係を心地よくするためのカギだなあと、つくづく思います。

 

今回の満月図のテーマはズバリ『人間関係の進化』!!

 

今の自分自身の感情がパートナーシップに色濃く反映されて、そこからさまざまな動きがあるときですね。

 

私たちはいつも一本調子ではなく、気分や調子の良いときと悪いときとがあります。セルフラブは、そんな「いまの自分」を感じて、メンタルや体調に合わせて対人関係や仕事や予定を調整したり、必要に応じて癒やしたり、休んだり、整えたり……ということでもありますね。お母さんが赤ちゃんのお世話をするように、自分を大切に慈しむこと。そして同時に自分の愛に支えられながら、自分の足で立つことでもあると思います。

 

大人の私たちが、自分で自分のお母さんになって、自分の世話をするということでもありますね。これが難しくもあるわけですが(笑)

 

 

満月となる蟹座と山羊座の関係は、まさにそれの象徴です。柔らかい内臓とそれを守る胸骨。傷つきやすいハートと、何があっても踏ん張る足腰。プライベートと義務。依存と自立。満月は相反するふたつの要素のバランスを見出すことが大事なポイントとなりますが、今回の調和点は、これらのバランス…内なる子と親のバランスでもあるんですね。

 

蟹座と山羊座というのは実際の父母や親子の象徴でもありますが、私たちは自分の体験した親との関係のなかでパターンを作り出します。

 

親が厳しく、こちらに多くの指示をしてくる要素が強いと、そんな親に愛されるように従順に応えようとする蟹的体質に。

 

親が忙しくて期待できず、甘えさせてくれないような要素が強いと、早々に自立して自分であらゆることをコントロールする山羊的体質に。

 

前者は愛されるようにふるまうけれど、いつもどこかで自信がなく、自分には力がないように感じるかもしれないし、後者は自分には力はあるけれど、他者に頼ったり甘えたりすることができず、人に心をひらいて愛されることを難しく感じるかもしれません。どっちにしても厄介ですね(笑)

 

私たちは誰かと出会い、友情や愛情を感じて、共に何かの目的に向かって活動を始めていきます。結婚だったり、ビジネスだったりですね。そしてそれらが始まって、関係が密になるにつれて、私たちの無意識のパターンが顔を出してきます。親との関係の再現ですね。

 

より相手に頼って、従順にガマンしてしまったり。自分の思い通りにしたくて、相手のことまでコントロールしたくなったり。過去の記憶が密な関係のなかで再現されて、それが固定されると、お互いに苦しくなります。

 

さて、どうする?

 

その岐路が、占星術でいうところの8ハウスですね。変容の部屋。これからも同じことを続けるの? それとも違う道を行くの?

 

 

私たちは過去のパターンを生きたいわけではなく、私として、私を生きたいわけです。最初は心地よかった関係も次第に息苦しく、閉塞的になってくると、新しい風を入れたくなるでしょう。

 

そのためにこれまでのパターンを崩そうとしたり、違うやり方を持ち込んで新しい刺激を加えたり、これまで抑えてきたものを噴出させたりするかもしれません。これが今回の満月図に描かれていることです。

 

テーマは関係性の進化。

過去のパターンから一歩進んだ新しいフェイズに入る時期です。

 

喧嘩も感情の噴出も激しい主張も歓迎ですね。過去のパターンを再現したがる私たちのエゴは、ぶつけ合うことによって磨かれていきます。自分か相手が何か異なるものを持ち込むかもしれませんが、それも関係のなかで抑え込んできた本質が発露しているのでしょう。お互いがハッピーであれば、更にこんなことをして面白くしようよ!というアイデアが、関係をより発展させていくかもしれません。
 

いずれにしても今期のテーマは関係性の変化が現れるときですから、何かを持ち込むことはどんどんすればいいのではないかと思います。活動宮の満月ですし。

 

その一方で変えること、変わることに対する否定的な思いが出てくることもあるでしょう。そこには愛着があり、見捨てられることへの不安があり、属していることへの無意識の渇望があるかもしれません。

 

そんなときこそ、セルフラブですね。夕暮れどきに無性にさみしくなる子どもをお母さんがやさしく抱きしめるように、さみしくて、せつない気持ちに、私自身がずっと寄り添っていてあげる。


対人関係を通して揺れる、自分の心を愛する旅路。満月が輝く真夜中の時間、そっと天頂で輝く魚座の大いなる慈悲が、眠る私たちを包み込んで、愛おしんでくれるのかもしれません。
 

自分を愛しながら、そしてその愛に支えられながら、目の前にいる相手との関係を進化させていく、初夏の満月です。