先日オンラインで「エレメントの理解を深める」という講座を開催しました。
星座の基礎である4つのエレメントは、すっかりお馴染みだと思いますが、改めてエレメントだけで2時間ちょいぐらい話してみました。後半に時間が足りなくなって駆け足になってしまったので、もっと時間があっても良かったかもしれません……(笑)
じっくりと例も出しながらシェアもするなら、4~5時間ぐらいあっても良さそうです。それくらい、エレメントについては語れることがたくさんあります(笑)
火・地・風・水という4つのエレメントは、内なる直観・感覚・思考・感情にそれぞれ該当しているはご存知だと思いますが、この4つを等しく鍛えていくことが理想的です。人生を切り拓くための4つの武器を使いこなすことでもありますね。
しかし、どうしても優位に働くものと、不得手なものに分かれてしまいます。対抗している火・地、あるいは風・水のうち、どちらかが優位だと、もう片方が不得手になりやすいですが、個人チャートの中で対抗しているもの同士が数多い場合は、その限りではありません。
通常は太陽星座の属するエレメントや、個人天体の入っていることの多いエレメントが優位になりやすく、それが人生のさまざまな場面で物事を選択する際の主導権をにぎります。
例えば私は水3・火3・風3・地1というバランスですが、太陽と土星の入っている水が優位で、人生のあらゆることを「それに関わる人が好きか、嫌いか」で、ほとんど決めています。その物事や活動が好きかどうかよりも、関わる人の好き嫌いの方が大きいウエイトを占めているんですよね。
気に入った服があっても、店員さんが塩対応だと買わないことが多々あり、逆に感じがものすごくいいと、買う予定のなかったものまで買うことも多々あります(笑) 意地悪だったり、感じが悪かったり、アタリがきつかったりする人のことは、けっこうずーーっと覚えています。
不得手なのは水の対抗にある風の気質で、個人的な感情や主観を切り離して人と付き合うことは難しいし、知らない人と社交的に付き合うことも苦手です。仕事のときは知らない人とでも仲良く話せますが、それは向こうから来てくれる時点で「選んでくれて、ありがとう!!」という親近感があるからです(笑)
水は繊細で傷つきやすさが際立ち、アップダウンが激しいので、その質に振り回されもしますが、微細なエネルギーの流れに敏感だからこそ、よかったなと思うこともたくさんあります。見ることができないエネルギーの流れや源泉にダイレクトに触れることができるのは、そのひとつですね。
講座の中では、自分のなかで働いている優位なふたつの質のコンビネーションについても、ご紹介してみました。これはステファン・アロヨの本を参考にしているのですが、けっこう面白いです。
例えば私は水がメインですが、金星と火星が火のサインにあって、水と火というコンビが強く働いていることを感じます。こないだ宮崎で友人2人とブランチしたのですが、私も含めてその場にいた3人とも「太陽が水の星座で、サブが火」だったんですね。
水と火コンビネーションの特徴は、なんといっても「気が小さいくせに、ビッグなことをやりたがる」ということ(笑) 「ノミの心臓なのに、ダンプを運転したがる」と、よく形容するのですが、大きなことにエントリーしておきながら「やるって言わなきゃよかった」と直前までウジウジと悩み、しかし妙に本番には強くて、楽しくやれてしまったりするので、調子にのって「また、やる」と言ってしまうのです。
忙しくするのが大好きで、どんどん活動するのに、時々そうしていることがフラストレーションにもなる…という「引きこもり」と「出たがり」が同居するのが特徴です。
この話をしたところ「わかる、わかる!」と盛り上がりました。インスピレーションとフラストレーションが交互に到来し、感情の荒波に揉まれる人生です。
必殺仕事人の火と地のコンビや、ザ・プロフェッショナルの風・地のコンビ、アーティスト兼ヒーラーの風と水のコンビなど、ないものねだりで他の人が羨ましくもなりますが、私たちは自分にあるものを理解して、仲良く付き合っていくしかないですね。
エレメントについての理解が深まると、簡単に家族や友人や同僚などについて知ることができるし、何よりも自分の取り扱い方がわかるかもしれません。
こちらもまた、更にもうちょっとまとめて、講座などにしてみようと思いますので、ご興味ある方はコメントやメッセージなどでリクエストしてくださいね。