【新月】2021魚座新月★自分の夢を育てる | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2021年3月13日19:20に魚座の新月ですうお座


魚座に集合する太陽と月と金星と海王星が、ほぼ同位置で重なります。春分前の12星座最後の新月は、どこまでもやさしく私たちを包みこんで、凝り固まっていたさまざまなものを溶かし、夢のような世界へといざなってくれるかもしれません。

 

今回の新月はハウスに配される星座が春分図と類似していて、もうすでに新しく始まる1年のテーマが展開されつつある感じもします。過去の自分を超えて、自分で人生を創るということ。もっと人生のデザインにみずから関わっていくという感じかなあ。

 

日々の生活でひとたび土台が創り上げられてしまうと、なかなかそれを変えることは簡単ではないかもしれないけれど、木星と土星が水瓶座に滞在しているいま、自分に何が起きているのか、以前よりよく見える分だけ、お手入れがしやすいような気がします。

 

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今回の新月図において、太陽と月は火星と72度の角度にあり、水星と天王星もまた72度の角度を作っています。72度って360度の円を5分割したときに出てくる度数です。なので「5」を象徴する度数で、進化とか自己開花することを意味するのですね。

 

毎日の生活や、その基盤となっている考え方とか、自分の表現方法そのものを、もっと進化させて、自分らしい形で開花させることを星が後押ししてくれています。それがまた過去の自分を超えて、新たなに創り出すことにもつながっているのでしょう。

 

魚座に集まる星たちは、私たちにロマンティックな夢を見させてくれます。子どもはたくさん空想します。でもその空想って単なる夢物語ではなく、実際に自分が獲得することのできる現実のプロセスをイメージやシンボルを通して教えてくれているのですね。

 

星たちが6ハウスに入っていることには、ちょっと注意が必要かもしれません。この部屋には「きっちりと完璧に成し遂げる」という役割があるだけに、気を抜くと批判精神が出てきてしまい、そうすると内側から芽生えてきた夢や思いを、自分で無理だと否定したり、自信をなくしてしまったりするでしょう。

 

ただでさえ魚座のエネルギーって「あれこれ妄想するのは楽しいけれど、実際に動き出すのは億劫」って、なりやすいんですよね。そこに難しさや自信のなさを持ち込んだら、ますます動きにくくなってしまいます。

 

しかし先ほど紹介した新月と72度の火星は「アクションを起こして進化しよう」「自己開花しよう」と、うながしているのですね。しかも火星は双子座にあり、軽やかな活動力を取り戻しています。

 

やりたいことは、さっさとやる!
思い悩む前にアクションする!

 

これ、いまの時期にはものすごく大事な気がします。夢をかなえるための一歩とか、そんな大それたことではなく、食べたお皿をすぐ洗うとか、すぐ返事するとか、気になったらすぐに申し込むとか、といったことですね。小さなことの積み重ねが、大きなアクションを起こすためのフットワークにつながっていくんだと思います。

 

それがわかっていてなお、動きにくい人は1年の疲れや無理が溜まっているかもしれないので、しっかり休んだり、ストレスをリリースしたりと、この新月をヒーリング&デトックス期間に充てるのも良いかと思います。瞑想して宇宙や大自然の恩寵を感じるにも最高のタイミングですね。とても心地よい蕩けるような感覚とひとつになれるかもしれません。

 

 

批判のパターンが出てきたときはちょっと注意してみてください。そうやってこれまでも、さまざまなことを諦めてきたのかもしれません。

 

子どもの頃に誰もが抱いていた、純粋な夢や思いや欲求を、周りの大人たちから否定されたり、怒られたり、軽く扱われたりしたことで、いつしか自分まで一緒に自分の夢や思いや欲求を否定して軽んじるようになっているのかも。

 

でも、自身の内側から湧き上がる夢や思いや欲求を、自分自身で尊重することができなければ、誰がそれを叶えてくれるというのでしょうか。

 

自分のなかにある意志や感情や思いや欲求を、もっともっと自分が大事にしてあげて「難しい」と一蹴するのではなく「どうしたら、やれるかな」「懸念事項は何だろう」「それを解決するためにできることは?」と丁寧にひとつずつ書き出して、調整していけるといいのかなと思います。

 

「自分自身の扱い方を変える」というのが春分のテーマにあるのですが、この魚座の新月からすでに、自分に愛と、夢の実現をもたらすために、エネルギーを使うことができそうです。


毎年この時期になると思い出す「ちゃんと生きる」ということ。魚座の夢見心地の雰囲気に、ついつい二度寝したくなる時期ですが大事に大事に生きたいなあと思うのです。