【冬至】2020冬至★すべてのアセンションは90度から | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2020年12月21日19:02に太陽が冬至点を通過しますやぎ座

 

冬至のチャートから向こう三カ月の流れを読み解くことができるのですが、冬至のおよそ8時間後にグレート・コンジャンクションです。なのでこの時点でもうすでに、ほぼグレコン。

 

チャートを見ると、なんだか葛藤を感じるんですね~。天頂にきているのが牡羊座火星で、それが山羊座冥王星と90度。天王星も10ハウスにあるのでなんだかカリカリ、いらいら。でもそれをエネルギーに変えて前進していく…みたいな雰囲気があります。

 

90度スクエアの葛藤って、昔の占星術の教科書では凶って書かれることがあったので、いまだにあまり良くない風にとらえる人もみたいですけどね。でも【すべてのアセンションは90度から始まる】って昔読んだ本に書いてあって、たぶんフラワー・オブ・ライフだったと思うんですが、それ読んだときに「そうだそうだ」って激しく同意して、以来わたしはスクエア信奉者です(笑)

 

葛藤がないところには成長もないわけで。90度って、まさに今回の地から風の時代への変異もそうだけど、対極へのジャンプなんですよ。極から極への移動。だから葛藤する。でもその両極を体験して自分のモノにしていくことが成長への旅路なんですよね。

 

今回のチャートに描かれているメインの葛藤って【権威vs個人の戦い】といえそうです。火星や天王星が天頂にあるので、自由になりたい。でも圧倒的なパワーホルダー冥王星からの圧力によって潰されてしまいそう……!!

 

この時期に「ガースーです」の挨拶でひんしゅくを買い、Go to年末年始の停止を宣言した直後に高齢者ばかりの忘年会に出かけて更なるひんしゅくを買った我が国の総理の内閣支持率がダダ下がりするのも、この表れかもしれないですし。特にいまは射手座の新月に記したように、対人関係を通してイライラが噴出しやすいんですけど、各地で「やってらんねーよ!!」という思いが、組織の長や責任者、リーダーなどに向けられていきそうです。場合によっては夫婦や親子間でも起こるかもしれないですね。

 

自分をコントロールしているような人物や物事に対する苛立ちなんですけど、あるいは今回の冥王星が6ハウスに入っているので、これを新型コロナウィルスという絶対権威とすると、多かれ少なかれすべての人に思わぬ予定変更や足止めがあり、少なからぬストレスがあるともいえそうです。実際にそうですよね。やっとパーッとイケるかな……というところで、またもや強制ストップ。それをトリガーに「やってらんね~!!」という気持ちが湧いてくることもあるかもしれません。

 

 

4~6月が山羊座でほぼグレコンだったときと違う雰囲気がありますね。あのときは山羊座なので孤独とか忍耐力っていう感じで塞ぎこむほうへ傾きやすかったんですが、今回は水瓶座でほぼグレコンですからね。水瓶座は12星座イチの異端児で、革命家で、誰の言うことも聴かない子です。水瓶座を支配する天王星が発見された直後にフランス革命が起こっていることからわかる通り、現状への不満や窮屈を爆発させて「世界を変えちゃおうぜ!!」という機運に変えていくことができるんですね。

 

これってね、ほんと、風の世界の入り口にあたって、強烈な一撃だと思うんですよ。星座1度ずつの意味を読むサビアン占星術で見るとですね、水瓶座って最初の2~3度あたりで、とっとと社会から離脱しちゃうんですよ。「俺を閉じ込める窮屈な世界から飛び出してやるぜーーー」って。それが正しい水瓶座だってことですね。絶対に誰かの支配下には入らないの。言われた通りにもしない。オリジナルで、自分の意志で、自分のやり方を確立させる自立の星座なんですね。

 

なのでね、いま何かしらの不満がある人にとっては、チャンスでもあるんです。外からの一撃を待たずに革命を起こせ! 不満があるなら 自分から仕掛けていけ!ということですね。まさにすべてのアセンションは葛藤から始まるということですけどね。ちなみに火星と冥王星が90度のとき、権威にたてついて喧嘩を吹っ掛けると必ず負けるということになっています。なのでいまここでの革命は相手に戦いを挑むのではなく、さっさと自分の新天地を見つけることに尽きますね。ストレスや苛立ちをバネにして「くそーーやってやるぜ!! 自分の楽天地を作ってやるぜ!!」というのが正解です。

 

今回の冬の三カ月をみると、さまざまなレベルにおける解体と再構築っていう感じで。働き方、自分の日々の健康管理、他者とどうつながり関係するか、大切にしたい価値観、心の深いところにまだ残っている感情とかね。土星が水瓶座に入ると、牡牛座の天王星と90度になりますが、土星と天王星のスクエアはリストラ・アスペクトとして有名で、要は再構築です。しかもこのアスペクトは2021年の1年間のメインテーマでもあるので、自分のあらゆるところを再構築っていう流れですね。

 

水瓶座の内なる激しさを活かして、人生のそこかしこを変えまくる2021年ともいえると思います。これまで満ち足りていなかったもの、不満があるもの、しっくりきていないもの、古いものをどんどん改良。

 

 

占星術でいう太陽の目的って「自分になること」なんだけど、それはすなわち、自分の生まれ持った可能性をすべて獲得することなんですね。これは自論なんですが、自然にまかせておくと、たぶん人の質って5~6割ぐらいしか開花しないと思うんですよ。残りの4~5割はというと、意識的に未熟な部分に働きかけないと成長しない。どうやって働きかけるかっていうと、それはまだ使ってない部分を使うことなので、あえて苦手をやってみるとか、むかつく人のむかつく部分を研究してみるとか、いろいろあるけど、改良していくことですね。

 

もしいま権威に対して怒りを覚えているのだとしたら、権威を外に置いている可能性があります。でも水瓶座って「内なる権威にしたがう星座」だから、権威を開花させて、自分のモノにしなくちゃいけない。権威の外注をやめて内需に切り替えると、外側の権威ともうまく共存できるようになるかもしれません。

 

太陽が5ハウスにあって「自分として輝け!! 自分を生きろ!!」とプッシュしています。水瓶座の社会って、ひとりひとりが個性的な太陽でありながらつながっていく社会を作ることでもあるからね。みんなが自分を生きて、それを尊重し合う社会。そのための権威を取り戻して「わたしがのびのびと生きる世界」を獲得する冬。

 

私たちはつい住み慣れた場所で、ぬくぬくと過ごすことを求めてしまうけれど、でも水瓶座は進化したい、改良したい、革命を起こしたいんです!! 死ぬまでずっと!! 

 

あーー大変な時代が始まってしまった。安穏な日々よ、さようなら。苛立ちよ、こんにちは(笑) ということで葛藤を糧に自分を改良する冬のはじまりです!!