【冬至】投影を超えて、自立する | ***Walk on the light side

***Walk on the light side

銀河に煌く星たちのように

2017年12月22日01:27に太陽が南回帰線に達して冬至となりますやぎ座

 

2日前の12月20日に土星が山羊座に入ったため、ぴったりと太陽と土星が重なる冬至です。

 

愛を象徴する金星も寄り添って、かっちりとパズルのピースがハマるように、自分の心地よい場所が定まるかもしれません。

 

 

天秤座22度の上昇宮が、わたしたちに新しい時代がやって来ることを予告しています。

 

子どもが成長につれて前に着ていた服のサイズが合わなくなるように。

 

小学校を卒業したら中学、中学を卒業したら高校、大学とステージが移り変わるように。

 

成人したからといって、わたしたちの成長が終わることはなく、そこから更に成長を重ねていき、そしてある時期がやって来ると、おのずといまのステージを卒業して、次の環境へ移り変わるのでしょう。

 

 

土星が山羊座に入ることで、社会の基盤が揺るぎなく整えられていくのと同時に、要らないもの、もう合わなくなったものは、自然と淘汰されていくときです。

 

幼虫が時を迎えて脱皮するように、いま『本当に心地よい場所』を見つけるために、心地よくない違和感があるなら、そこから手放していきましょう。

 

 

土星は山羊座の守護惑星で、およそ27年ぶりにホームタウンへ還ったばかりです。

 

適度にプレッシャーをかけつつ、しっかりとした自分の道をかためることをうながすのが土星の働き。

 

土星山羊座イングレス★人生の基盤を再構築する

https://ameblo.jp/light-side/entry-12337492425.html

 

 

今回の土星の山羊座期は、ただ基盤をかためるだけでなく、本当にいまの自分にフィットするように、リサイズして、整える時期となるでしょう。

 

そのために、自分に馴染んでいない違和感に着目することが第一歩。

 

かつて心地よかった場所や物や方法や付き合い方も、時間が経ち、繰り返し経験して自分が成長するにつれて、サイズが合わなくなります。

 

合わないことに気づいていながらも、それに無理に合わせていることは、ストレスにしかならないでしょう。

 

なくなるのが怖いから。

 

代わりのものがないから。

 

合わないけれど、合わせることはできるから。

 

変わることを恐れていると、マインドがさまざまな理由を見つけ出すかもしれません。

 

『なくなるかもしれない』という不安は、執着を呼び起こします。

 

 

しかし、本当に大切なことは、外側の価値と結びつくことではなく、内側の価値と結びつくこと。

 

外側の価値に結びつくと「ここにいれば、安定している」「この人といれば、なんとかなる」「ここだったら、いるだけでどうにかなる」と、外にあるものに依存します。

 

そして、ますますそこに執着して、なくなることへの恐れが大きくなるでしょう。

 

「わたしにはこれがある」「わたしはこれを持っている」「わたしはこれができる」といった内側の価値と結びつき、それを高いレベルまで育てることで、いかに環境が変化しようとも、揺るがない価値をもたらすでしょう。

 

自分の内にある資質は磨きをかけていく必要がありますが、外にあるものを磨くより、とてもやりがいのある楽しい作業となります。

 

わたしたちが自分と結びつくほど、それを担保に外への執着から離れやすくなるでしょう。

 

 

違和感に敏感になって、どうにか工夫して変えよう、もっと心地よくなるように改善しようとする意志が新たな道を拓きます。

 

そして、凛と一本の筋が通ったように自立すること。

 

自分自身の手で理想を地上で実現させることが、この冬のテーマといえそうです。

 

 

山羊座は平衡感覚と関係しますが、これは人間が二足歩行するために欠かせない感覚です。

 

前後・左右・上下という三次元空間のなかでバランスをとり、心地よい着地点を見つけ出します。

 

社会性強化のために平衡感覚を鍛える

 

https://ameblo.jp/light-side/entry-12284242161.html

 

 

これがすぐれていると、あらゆる環境のなかで、自分の居場所を確保し、立ち続けることができるでしょう。

 

集団や社会生活において生き抜くために、この感覚は欠かせません。

 

しかし、環境のなかで『ここがわたしの場所だ』と、もっとも心地よい場所を見つけ出すには、聴覚も欠かせません。

 

聴覚は蟹座と関係する感覚ですが、その本質は自分の心の声を聴くことです。

 

聴覚を使って心の声に耳を傾ける

https://ameblo.jp/light-side/entry-12284331819.html

 

 

いつも自分の内側に耳を傾けていることで『ここだよ!!』『ここは違うよ』と、おのずと心が教えてくれるでしょう。

 

だけれども、ハートに不安や心配や恐れがあると、外で起こっていることを感受し、また自分のフィーリングを伝えるためのスペースが足りなくなります。

 

もし、ハートのなかにぎっしりとさまざまな思いや感情が詰まっているなら、まず先にそれを解放することが必要でしょう。

 

 

わたしたちはいま、他者のなかに不快を見出しやすいときです。

 

特に近い相手。夫婦や恋人、仕事のパートナーや密接な関係にある相手に対して、「もっとこうすればいいのに」「なんで、こんなことばかりするの」という不満を抱きやすいでしょう。

 

それが、わたしたちの変容のはじまりともいえます。

 

 

もし、あなたが誰かに対して「もっと、こうすればいいのに」と感じるのだとしたら、本当はどうしてほしいのでしょうか。

 

それは相手の望みではなく、あなた自身の望みではないでしょうか。

 

相手に投影している理想に気づいたら、それを自分の元へと戻して、自分の力で、その理想を実現させることが、今回の冬至の変容と自立です。

 

相手に向けているさまざまな感情が、自分を映し出しているのだと気づいたとき、ぴたりとジャッジの声が止まるかもしれません。

 

内側が静かになれば、自分自身の心の声が、よく聴こえるようになるでしょう。

 

 

いまの時代にフィットする、自分にぴったりの基盤を整えるために。

 

投影を超えて、自立する、冬の季節のはじまりです。