新年あけましておめでとうございます。
新しい年が明けて早々の、1月2日11:23に4ハウスで蟹座の満月です
家族、わが家、故郷。生まれて、そして還る場所。ルーツ。源。
地上にいるわたしたちが、ここに存在する拠り所として紐づけられてものが4ハウス、蟹座、月のテーマです。
4ハウスのカスプはI.C.と示されますが、これはラテン語の『空の底(イムム・コエリ)』からきています。
空の底というのは、天から見た底……足元にある大地としての地球。
そこに生まれ落ちたわたしたちは、居場所を見つけ出し、そこにあるものを使いこなし、そこにあるものを食べて暮らしています。
自分自身の存在も含めて、すべては大自然の営みの一部であり、息づく地球と宇宙のサイクルによって活かされているでしょう。
眠るとき、わたしたちは守られていて、誰も立ち入ることのできない安全な住処に戻って、静かに自分の心の内へと入り込みます。
守られていない状況にあるときや心配事があるときは、心がざわざわと不安に揺れて、内側へ入り込み、寛ぐことがむずかしくなるでしょう。
リラックスして寛いだ毎日を過ごすために、憂いのない安全な住まいと寝床がわたしたちには必要です。
地球という大きな揺りかごに揺られながら、星の一部であること、大宇宙の一部であることを思い返し、大きな存在のなかに自分の意識が溶けこんでいくことで、心が解放されるでしょう。
そしてわたしたちの精神はリフレッシュされて、またイキイキとした輝きを取り戻し、新しい一日を始めることができます。
同じ家に暮らす人たちとは、愛を分かち合い、おたがいに支え合うメンバーです。
おたがいに安心して暮らせるように。
ゆったりと寛いで眠りにつくことができるように。
地上で生きることは、いつも快適とは限らず、うまくいかないことも、プレッシャーに潰されそうになることも、ままならないことも起きるでしょう。
そんなときに支え合い、励まし合うのが、家族の存在です。
わたしたちにとって家族と家、そして大地と地球は、愛の供給源。
忙しい日々に、心を見失っていると、つい忘れてしまいそうになるけれど。
子供の頃に好きだった風景や歌やにおいや、ぬくもりや陽だまりや、愛に包まれた記憶。
良かったときも、つらかったときも、変わらずにそこにあったもの。
心のなかにある、自分自身のノスタルジアとつながることで、源とのつながりを思い出せるかもしれません。
さらに個人の記憶を超えた、その土地の記憶、祖先の記憶、ここまでやって来た来歴とつながることもできるでしょう。
お正月に実家に帰ったり、家族と過ごしたり、連絡をとったり、故郷とのつながりを思い出したりすることがあるかもしれません。
あるいは、いまこのときも働いているかもしれないし、なにかに追われているかもしれないし、落ち着かない気持ちでいるかもしれません。
だけれども、どのような状況、どんな心境でいるときでも、大地は足元に広がり、そこに根ざしているわたしたちは、地球に活かされています。
愛はいつも変わらず、そこにあるし、わたしたちは大いなる宇宙のひとかけら。
2018年もどうぞ、よろしくお願い申し上げます