2017年10月6日03:39に牡羊座の満月です
ひらめきと直観だけを頼りに、思いついた途端に走り出す牡羊座の満月。
牡羊座という星座は、パッと思いついたものを、四の五の言わずに即座に実行することで、新しい道を切り拓いていくサイン。
それができるかどうかとか、やってどんな意味があるのかとか、長く続けられるのかとか、そんなことを考え始めると、どんどんテンションが下がって、やる気がなくなってしまいます。
わたしたちは、きちんと結果が出ることや、意味のあることや、続けてやることに正しさがあると思いこんでいるかもしれませんが。
新しい時代を切り拓くものは、それがまったく何の役に立つのかもわからず、どんな結果になるのかもわからず、だけれども『そこへ行け』と叫んでいる心の声に従うことができる人なのでしょう。
初めてのことは誰だって怖いし、先が見えないことは誰もが不安でいっぱいです。
しかしそこに勇気をもって飛び込む人がいて、未開の道が拓かれます。
特別なひとりの先駆者が道を拓く魚座の時代から、ひとりひとりが自分の足で自分の道を歩む水瓶座の時代に移り変わって。
わたしたちの内なる『無謀で勇気ある行動』が、自分自身の道を拓くときかもしれません。
まもなく天秤座から蠍座へ移動する木星が、わたしたちの本質をどんどん明らかにするときです。
木星が天秤座を通過していた、この1年のあいだに、わたしたちの可能性や内なる資質がどんどん広がっていったかもしれません。
それが蠍座に向かっていくにつれて、さまざまなものが自分の内側で、心が浮き立つものと重くなるもの、一緒にいて安心できる人と、なんとなくモヤッとする人、深い歓びを感じるものと、心が動かないものなどが、明らかになっていくでしょう。
木星と天王星のアスペクトが働いている現在は、その違和感を見逃さずに、すっきりと心地よくなるように調整するときです。
木星と天王星の180度★完全燃焼のススメ
https://ameblo.jp/light-side/entry-12305350088.html
自分の内なる声に耳を傾けながら、しっかりと本音を聴き洩らさないように、ていねいに整える……これまでの自分の本音を抑えて、まわりに合わせる社会から、ひとりひとりの思いを尊重しながら成り立つ社会へと生まれ変わっていくときです。
これまでわたしたちは外側に合わせることを優先して、自分の声を後回しにすることが多々ありました。
しかし、それでは立ち行かない弊害が多く生まれるようになり、ここへきて、その大きな調整をすることを時代が求めています。
ただし、これを実現させるためには、わたしたちのひとりひとりが自分を理解して、尊重し、自分にふさわしい環境を自分に与える勇気を持つことがスタート地点となるでしょう。
冥王星が2008年から山羊座に入宮していて、今年の年末から土星も山羊座に入ります。
山羊座はわたしたちの社会や国家を象徴する星なので、2018年から2019年にかけて、大規模な社会変革が静かに、だけれども確実に、世界各地において起こることが予測されるでしょう。
このときに、わたしたち、ひとりひとりが自分自身を尊重して、ちゃんと心の声を聴き、自分を大切に扱うということがとても大切になってきます。
もし自分の内なる声を抑えて、それよりも、まわりの目や社会のルールばかりを優先していると、お互いに見張り合うような監視社会、絶対的なルールでお互いを縛り合う管理社会を創ることを増長させてしまいます。
わたしたちは自分でガマンして、抑えていることがあると、それをまわりにも投影して強要しますから、土星と冥王星の力によって、いつも間違っている犯人を捜すような窮屈さが増していくかもしれません。
しかしみんなが自分を大切にして、個性や在り方を尊重していれば、まわりのそれも大切にするようになるため、強制しなくても、自然と共生する社会を創ることもできるでしょう。
古いルールを壊して、新しいものに作り替えるという土星と冥王星の働きを、どこに向けるのか……それは、わたしたちの意識によって、定められます。
わたしたちは自分を明らかにするために、対人関係を必要とします。
いくら「わたしはこういう者です」と思っていたとしても、実際にそれを誰かに対して実行してみないことには、そうであることを確立できません。
自分の内側にあるものを、実際に実現するために、わたしたちはお互いに他者を必要とします。
逆に見るなら、わたしたちはお互いに誰かの存在を実証させるための器としての質を持っているともいえるでしょう。
しかし、わたしたちは器として、しばしば相手を裁きます。
相手の言っていることや、やっていることに対して、「いいことを言っている」とか「おかしなことしてる」とか「間違ってる」「こうすればいいのに」「変なの」「くだらない」「いいね」等…実際にそれを伝えるかどうかはともかくとして、心の中で相手の言動に反応し、ジャッジするものがあるでしょう。
そして相手が近親者や関係者であるなら、実際にそれらを口に出して、自分の望むように、思うように、変えようとしているかもしれません。
相手の質を、器のほうが、コントロールするのです。
わたしたちはお互いに、相手の器に自身の姿を反響させて、自分の形を実現しています。
ですから密接に関わるパートナー…結婚相手や恋人、直属の上司や先生やビジネスパートナーや親友といった人物の器が、どのようであるのかは、とても重要です。
もし、わたしが「こうなりたい」「こんなことをしてみたい」と思ったとして、「それをやって、どんな意味があるの?」「それは結果が出るの?」「すぐに飽きるんじゃない?」「無駄だからしないほうがいいよ」と言われたとしたら、どうでしょうか。
内側から芽生えようとしたものを、摘まれてしまい、実現させることができません。
そして、もしかすると、同じようにわたしたちは無自覚のうちに、相手の芽を潰したり、摘み取ったり、勝手に違う花に変えようとしたりしていることがあるかもしれません。
そこにあるものがなんであれ、芽生えさせて、成長を見守り、育むものは、愛です。
もちろん、あらゆること、どんなものでもOKする、というのは乱暴すぎるかもしれません。
だけれども、わたしたちが心のなかでは、どんなわたしであってもいいのだと、どんなわたしであっても愛しているのだと、大切な人から言ってほしいように。
相手がありのままであることを見ている、ということも、わたしたちの内なる『勇気ある行動』であるのかもしれません。
わたしたちの内側で、相反する愛と勇気とがむつみ合う、牡羊座の満月です。