2017獅子座満月☆内なる熱情を未来に打ち上げる | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2017年2月11日09:32に獅子座の満月ですしし座
 
日本で観ることはできませんが、月食となる満月です。
 
太陽系の10天体のうち、5つの惑星が火のエレメントの星座に集まって、わたしたちをまだ見たことのない新しい世界へといざなっているとき。
 
内側から目醒めた熱情がドロドロとあふれ出し、流れて、冷えて、固まって、新たな道を創り出していくのでしょう。
 
自分のなかからあふれ出してくるものを押しとどめずに、天に向かって打ち上げるときです。
 
冬に放った矢が、やがて夏に大きな花となるかもしれない。
 
内からあふれる命の輝きが、未来を照らす希望の灯となる、冬の獅子座の満月です。
 
 
 
 
◆可能性を解き放ち、最高の自分となる
 
12星座のはじまりは牡羊座で、季節は春分にあたります。
 
毎年お正月を迎えて、1月大寒から太陽は水瓶座に至りますが、そこから春分までの二か月は未来へ向かって希望を育てていく時期。
 
そして、未来にとって不要なものはすべて片付けておきたいタイミングでもあります。
 
 
今回は獅子座の満月ですが、多くの星たちが火のエレメントの星座に集まっています。
 
火のエレメントが象徴するものは【変容の炎】
 
ちょうど満月となるタイミングで、獅子座の月と、射手座の土星と、牡羊座の天王星が天に大きな三角を描きます。
 
 
獅子座の月が示しているものは『最高の自分自身の姿』
 
獅子座は真夏に輝く太陽の星座であり、百獣の王の堂々とした誇り高い姿を表しています。
 
「こうありたい」と望む理想の在り方にまで、自分自身を高めていくポテンシャルを持っていて、そして実際にそこへ近づいていくことができるでしょう。
 
自分に対して、誇らしい自分であること。
 
そして、それが家族や仲間にとっての誇りでもあることに、深い歓びと充実を感じるでしょう。
 
 
射手座の土星が示しているものは『自分と世界の可能性』
 
限定された考えや思考や行動のなかに自分と世界を押しとどめるのではなく、人間にとって無限のように感じられる宇宙的な可能性のなかに精神をおくこと。
 
そうすることで自分と世界とを解放して、未知の資質や未開の可能性をひらいていくことが射手座のテーマです。
 
 
そして牡羊座の天王星が示しているものは『自分革命』
 
わたしが目醒め、新陳代謝する。
 
いまの時代の流れにもっともフィットした自分の姿に常に脱皮し続ける。
 
 
この三つの流れが共に働くのが今回の満月です。
 
【自分と世界の可能性を解き放ち、最高の自分であるために、革命を起こす】
 
この思いが『わたし』のなかを通り抜け、冷えて、かたまることで、新しい未来が創られていくのでしょう。
 
寒い冬ですが、エネルギーの代謝をあげて、意識を高めていきたいときです。
 
とどまり、停止していると、高まったエネルギーが滞留するため体調が悪くなったり、たくさん食べたり寝たりすることで消費しようとするかもしれません。
 
 
 
◆体験し、変容し、成長して、また体験する
 
エレメントの火とは、わたしたちの生命力そのもの。
 
地球にとっての火は熱源であり、光源である太陽ですが、地上のあらゆる生命体は、その内側にこの火=光のエネルギーを持つことで命を維持しています。
 
植物は光合成することで太陽エネルギーをダイレクトに取り込みますが、光合成できない動物は光を含んだ植物乃至動物を食べることで内なる光を保ちます。
 
内側の生命活動によってわたしたちの身体は光を発し、この光は外気に触れて熱となります。
 
生きることとは、光を取り込み、放つこと。
 
わたしたちの生命活動によって、地上は光に満ちています。
 
 
燃え盛る炎が上へ上へと向かうように、わたしたちの生命はより成長しようとする意志を持っています。
 
炎がより強く燃えるためには焚き付けが必要であるように、わたしたちが成長するためにも『燃える』なにかが必要です。
 
それを内側に強く持っている人は、生きることに意欲的で情熱的であり、それを見つけずにいると『人生は面白くない』という醒めた生き方となるでしょう。
 
 
炎は一瞬にしてパッと燃え上がり、すべてのものを灰にしていきます。
 
【変容の炎】
 
わたしたちの生命はそのような『体験による変容』を常に求めていて、それはひとつのテーマが終わったところで、留まるものではありません。
 
生命の内に火を持つわたしたちは常に体験し、変容し、成長して、また更なる体験、更なる境地へと飛びこんでいくのです。
 
変容の先になにが待っているのか、なにが起こるのかは、誰にもわかりません。
 
だけれども、わたしたちはずっとそのようにして未来への扉を開き続け、ここまで進化してやってきたのでしょう。
 
 
 
 
◆内なる熱情を未来に向けて打ち上げる
 
内なる熱情を『未知の未来』に向けて、ひとり静かに打ち上げるときです。
 
めざすは8月22日の獅子座の新月。
 
2017年の夏は8月22日の夜明け前に獅子の心臓付近で新月が起こりますが、それはちょうど今回の満月の配置に太陽がめぐる直後となります。
 
折りしも同時刻、アメリカでは前日8月21日の日中となりますが、全米を横断する皆既日食が起こる予定です。
 
 
誰もが獅子のように高い誇りと尊厳をもって立ち上がる夏の日に向けて。
 
いまここで、変容と進化の一歩を踏み出し、未来の扉を開いておく。
 
寒い冬空の下、静かに内なる輝きが満ちあふれる、獅子座の満月です。