2016獅子座新月☆誰になにを言われようとも気にせずに、自分のすべてで創造する | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2016年8月3日05:44に獅子座の新月です

真夏の太陽が天に輝く獅子座の季節。

身体の内から熱が高まり、光となって、地上を照らす。


わたしたちがその内に宿している熱と光をなんのために、どこへ向かって投げかけるのか。

朝起きて、働き、夜になったら眠る。

連綿と繰り返される日々の営みを進化させていくものは、情熱。

わたしたちが愛と関心をもってエネルギーを注ぎ続け、情熱的にアタックし続けることによって辿り着く境地があります。


わたしたちには無限のように感じられるポテンシャルがあるけれど、実際に現実のなかで使える時間と空間とエネルギーは有限で。

さらに人間は頭のなかで思い描いている理想を具現化するためには、それを表現する型を創り出し、何度も繰り返しながら、洗練させていくことしかできません。


創造のプロセスを支え続ける、内なる情熱。

わたしたちが自分自身に期待をかけて、人生の新しい局面を切り拓き、成長し続けるために、あふれる内側の熱で創り続ける真夏のはじまりです。



◆無限の可能性を、有限の時間と空間のなかで最大まで引き出す

太陽と月、金星と上昇宮が獅子座に集合する新月です。

獅子座のキーワードに【I create わたしは創造する】というものがあります。

それは文字通り、自分の意志で道を選び、人生の新たな側面を切り拓いて、身体の内にある熱をなんらかの表現を通して外の世界へ向けて昇華させ、自分自身を創っていくことと関係しているでしょう。


わたしたち、ひとりひとりが宿している身体や性格や資質や感受性には個性があり、他の誰ともすこしずつ違うもの。

だから【ひな形のとおり】ではなく、もっと自分にフィットする大きさやスペースややり方というものがあるのでしょう。

人生におけるあらゆる営みや表現……仕事のやり方や働き方、生活のペースや手段、恋愛や結婚や関係性の在り方、趣味や特技、アートやスポーツといったものに、当然その個性が表れます。


獅子座はそれらのすべて…人生のあらゆる営みに対して、より自分らしいフィット感と高い理想を求めていきます。

自分に備わっている力のすべてを発揮したときに達成できる最高の状態を思い描くのでしょう。

それは決して現実離れした理想ではなく、自分がめざすべき在り方です。

わたしたちの内側にある無限のような可能性を、有限の時間と空間とエネルギーを使って、可能な限り、最高の状態にまで高めていこうとする創造性。

理想を熱く語り、その熱をもって、現実のなかで創り出していくのです。



◆あなたの情熱が、わたしの心を揺り動かす

獅子座は熱と関係していますが、わたしたちのなかには身体の熱と、心の熱があります。

心が熱を帯びると、身体が熱くなり、心が冷えると、おのずと身体も冷えるもの。

わたしたちの情熱ややる気は生命力を高める源となっているのでしょう。


心の熱が高まる、その始まりは関心を持つこと。

そして興味をもって、取り込むこと。

それが他人事ではなく、自分に関わることだと自覚したときから、わたしたちの内部で熱が動き始めます。

そして、その対象となるものを学び、探求していきますが、それは単なる知識や情報としてではなく、まるで自分自身のことを手探りで理解するように、内側深くからそれを知ることになるでしょう。

そのようにして、あたかも自分自身と一体となったものを、自分を通して表現していき、その出来栄えや、それを目撃したまわりからの反応によって、また研鑽をしていきます。

もっとピカピカに、光り輝くまで。

できる限りの最高の状態をめざして、命の煌めきがそこに宿り、立ち昇るほどに。


そのように磨かれて表現されたものは、充分な熱を帯び、それは他者の情熱に火を灯し、揺り動かしていきます。

わたしたちは他者が自分自身のすべてを賭して表現している姿を見ると、心がふるえて、熱くなり、衝動的に立ち上がらずにいられなくなるでしょう。


これが獅子座の持つ創造の力であり、熱の力。

自分のすべてを使って表現して生きる人は、他者がそうなっていくことを……自分に目醒めて、立ち上がり、全身全霊で自分になっていくことを、おのずとうながすのでしょう。




◆誰になにを言われても気にしないで、自分自身に集中する

他者を見て無意識のうちにジャッジしてしまったり、嫉妬してしまったり。

つい干渉したくなったり、コントロールしてしまったり。

なにかする前に考えすぎて動けなくなったり、なかなかやる気のエンジンがかからなかったり。

それらはすべて自分にブレーキをかけて、創造の力を出し惜しみしているときに起こること。

そして力を出し惜しみしていると、心の熱が冷えて、やる気や行動力が低下していきます。


獅子座が象徴する生命の輝き、生きる歓びは、自分自身のポテンシャルを、才能を、エネルギーを、限りなく放出したときにこそ、得られるもの。

獅子座の心臓、ライオンハートに位置する恒星レグルスは、ロイヤルスターと呼ばれる王者の星で、高い地位を得る北の方位の王であることを示しています。



レグルスが王者となるための成功ポイントは

【誰になにを言われようとも気にしないで、高い理想を実現させることだけに、自分のすべてを集中させること】

自分の本質とつながり、まわりを気にせず、やっかみや投影を華麗に受け流して、命の煌めきを集中して創造に向けることで、わたしたちは誰もが堂々と誇り高く、自信をもって生きることができるのでしょう。


暗闇を切り拓く、夜明けの光。
真夏の東雲。

時代が移り変わっていく変容期の混沌のなかで、その瞬間瞬間を子供のように楽しみながら自分を生きることが、地上を豊かに繁栄させる輝きとなるのでしょう。