こんにちは！
整理収納アドバイザー
七尾亜紀子です。
「忙しいママ」の毎日が
もっとラクに、
もっと楽しくなるための
収納・家事・インテリアの
アイデアを発信しています。
気がつけば、10月も残りあと
10日ほどになりましたね〜。
2019年も徐々に終わりが近づいてきて
本当に早いなぁと感じると共に、
今年やり残したことはなかっただろうか？
と振り返ることも増えました。
私自身、年内にやりたい！と
思っていることの1つが、
オンラインパーソナルレッスンです。
現在、オンライングループレッスンが
第3期まで続いているのですが、
グループでの連続講座という性質上
どうしても開催日程が平日昼の
同じ曜日に限られ、
なかなか平日の予定が不定期の方や
土日しか時間が取れない方には
ご参加いただけないことを
心苦しく思っていました。
そのため、1対1でのレッスンで、
かつ単発ではなく実際に取り組みながら
フォローアップできるような
パーソナルレッスンがやりたい！と
考えているところです。
近日中に詳細ページを作って
ご案内したいと思っていますので、
オンラインでのレッスンに興味はあるものの
今まで日程が合わず参加できなかった方は、
ぜひ楽しみにお待ちいただけたら
嬉しく思います！
さて、ここからは今日の本題へ。
お客様とのコンサルティングで
一番最初にぶつかることが多い壁が
「どこに何をしまったらいいか
わからない」
というものです。
引っ越した時に、あまりよく考えずに
適当にあちこちにモノを突っ込んだ結果、
気がつけば使いづらい上に
なかなかそこから脱出できない・・・と
いうお宅も本当によくお見かけします。
（お恥ずかしながら、汚部屋時代の我が家も
完全にその状態でした・・・）
そんな時にとても大事な考え方が、
ゾーニング
と呼ばれるものです。
ゾーニングとは、
・家のどこを何をする場所にするのか
・家のどこに何を置くのか
といった、家のそれぞれの場所の
役割を決めることを言います。
訪問コンサルティングの時にも
毎回必ず事前のコンサルティングを
オンラインで1時間させていただいていますが、
その時にも間取り図をいただいて、
片付けたい箇所以外も含めた
お部屋の使い方の全体像を
必ずお伺いするようにしています。
お客様がおっしゃる気になる箇所を
キレイに片付けても、その場所自体の
ゾーニングが適切でなければ、
結局意味がないためです。
でも、ゾーニングってどう決めたらいいの？
とわからないことだらけですよね(^^;
そこで本日の記事では、
家のどこに何をしまえばいいかわからない！
「収納迷子」の方のための
ゾーニングの考え方
というテーマで、
部屋の使い方がわからず
困っている方のための
ゾーニングの考え方について
ご紹介したいと思います！
■１：家全体のゾーニングを決める
まず最初にしたいことは、
家全体のゾーニングを決める
ということです。
その時、どこに何をしまうかを考える前に、
・普段どこで何をしているか
・その時にどんな動線をたどっているか
ということを整理するのが大事です。
例えば1つ目の「どこで何をしているか」
というのは、
・食事をする場所
・寝る場所
・着替える場所（夫、自分、子供）
・メイクをする場所
・勉強する場所
・テレビを見る場所
・・・といった日常的に行っている
生活の活動を指します。
そして、その生活の活動を
普段朝起きてから家を出るまでや、
帰宅してから寝るまでどんな動線で
行っているか考えてみましょう。
できれば、ざっくりとでも
間取り図に書いてみたりしても
良いと思います。
（ちゃんとした間取り図がなければ
自分で手書きしてもよいです）
そして自分や家族の動線が見えてきたら、
無駄な動きをしている部分はないか？
という視点で見直してみましょう。
例えば一番無駄が多くなりがちなのは
クローゼットに関する動線です。
着替える場所と普段着る服の置き場所が
遠くなってしまっていたり、
服があちこちに点在していたりで
無駄が多くなるケースがとても多いです。
できるだけ今ある収納に自分の動線を
合わせるのではなく、自分の動線に
合わせて楽な収納場所を決められるよう、
ゾーニングを整理していきましょう。
部屋全体のゾーニングについての参考記事はこちら↓
クローゼットの「NG収納パターン」はコレ！散らからない洋服収納作りのポイント
失敗しない「間取りの使い方」って？パターン別・部屋の上手な使い方例と要注意ポイント
■２：スペース内でのゾーニングを決める
お部屋全体のゾーニングを決めたら、
次にやりたいことは
スペース内でのゾーニングを決める
ということです。
例えば、キッチンであれば
やることは基本的に料理ですが（笑）
吊り戸棚もあれば食器棚や
シンク下などの引き出しもあり、
それぞれどう使うべきか
悩むところですよね。
その場合のゾーニングの決め方としては、
・作業する場所の近くに
よく使うモノを配置する
・しまいたいモノの大きさや
性質に合わせてモノの配置を決める
といった考え方が必要です。
例えば、モノの性質で考えると
重たいものは高いところよりも
低いところに置くべきですし、
湿気や温度変化に弱い食品などは、
シンク下やコンロ周りには
あまり適しません。
このあたりを意識しながら
どこに何を置くか考えるのが
良いと思いますが、
置きたい場所に置きたいモノが
入り切らない！という場合には、
モノの量自体の見直しが
必要かもしれません。
また、キッチン以外でも
リビングなども複数の活動を
行うことが多いスペースなので、
スペース内のゾーニングを細かく
決めた方が良い場合があります。
リビングの場合は造り付けの収納が
あまりないケースも多いと思うので、
もしリビングでしたい作業があるのに
それに使うモノを置く場所がない、
という場合には、収納家具を置くことも
検討しても良いと思います。
スペース内のゾーニングに関する参考記事はこちら↓
どこに何をしまえばいい？初心者のためのキッチン収納ゾーン別「キホンのキ」
■３：収納内部のゾーニングを決める
そしてある程度どの場所に
何を配置するかを決めたら、
収納内部のゾーニングを決める
という最後の工程になります。
決める時のポイントは、
・高さでの使い分け
・手前、奥の使い分け
です。
押し入れや床から天井まで高さのある
収納スペースであれば、
真ん中＞下＞上
の順で使いやすさが変わっていきますし、
引き出しや奥行のある収納スペースは
手前＞奥
で出しやすさが変わります。
原則、よく使うものほど出しやすい場所に、
ということを意識しながら収納内部の
ゾーニングを決めていくのがポイントです。
そして配置を決めたら、それぞれの場所と
収納したいモノに合わせた収納用品を
組み合わせることで使いやすくなります。
先に収納用品を用意してしまうと
置きたい場所と合わなくなってしまう
場合もあるので要注意です！
収納内部のゾーニングについての参考記事はこちら↓
「収納スペースがうまく使えない！」と悩む方に伝えたい、見直し方のヒント
意外とみんな困ってる！？持て余しがちな「高い場所の収納」の活用法
以上、どこに何をしまえばいいか
わからない！という方のための
ゾーニングの考え方についての
ご紹介でした。
いろいろ考えることがあって
難しい・・・と思う方も
いらっしゃるかもしれませんが、
一番大事なことは、
「ここは何を置く場所？」と
聞かれた時に答えられない
場所をなくす
ということです。
最も良くないのは、何を置く場所か
全く意識せずに適当に突っ込むことです。
まず、正しいかわからなくても
「ここは○○ゾーン！」
というのを一度決めてみて、
使いづらいと思ったらどこか
別の場所と入れ替えて見直してみる、
ということを繰り返していけば、
段々自分の家なりのベストな
ゾーニングができてきます。
何も考えずにとりあえず
突っ込んでしまっている方は、
まずは間取り図を見ながら
ゾーニングを意識することから
始めてみることをオススメします！
＜収納関連のトラコミュはこちら＞
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