こんにちは!
整理収納アドバイザー
七尾亜紀子です。
「忙しいママ」の毎日が
もっとラクに、
もっと楽しくなるための
収納・家事・インテリアの
アイデアを発信しています。
本日は冒頭でStand.fmのラジオの
最新放送回をご紹介します!
ここ最近子どもたちそれぞれに
成長を感じることが
増えたことをきっかけに、
日々感じる「悩み」に対して
思ったことについてお話した回です。
そして最新のメンバーシップ限定回では、
圧倒的に賢くなったChatGPTで、
私が試したい仕事の時短術5選
というテーマでお話しています。
こちらも冒頭数分間は
無料でご視聴いただけますので、
ぜひチェックしてみてください(^^)
さて、ここからは今日の本題へ。
今回は、毎月月末恒例の
今月読んだ本レビューです!
ということで本日の記事では、
生き方や心のケア、失敗や挫折への
向き合い方のヒントが見つかる!
4月に読んだ本4冊の読書レビュー
というテーマで、
今月の読書レビューについて
ご紹介します!
■1.自分にやさしくする生き方(伊藤絵美・著)
まず1冊目には、
公認心理師や臨床心理士として、
30年以上心理職を務めた
伊藤絵美さんの本をご紹介します!
Voicyパーソナリティーとして
大人気の尾石晴さんが
インスタで紹介されていたのを見て、
興味を持って読んでみたこちらの本。
メンタルケアを受ける
クライアントさんの困りごとは
多種多様ながら、
皆さんに共通する特徴があると
著者の伊藤さんは書かれていて、
それは、
「自分に厳しい」ということ
なのだそう
この本では、メンタルの不調を
感じていらっしゃる方の多くが
「自分に厳しくなりすぎている」
というのを自覚した上で、
「自分にやさしくすることの必要性」が
説かれています。
私自身も、常日頃
とにかく頑張らなきゃ、と
思いがちなところがあるため、
そういった意味での
「自分に厳しい」というのは、
結構当てはまるかもしれないと
感じました
「スキーマ療法」という
心理療法をベースに、
自分を以下の二人に
分けてみる方法を紹介されています。
「ヘルシーな大人モード」
=ヘルシーさん
「内なるチャイルドモード」
=チャイルド
この「内なるチャイルドモード」が
スキーマ療法においての
最重要概念だそうで、
自分の中にいるこの「チャイルド」に、
「ヘルシーさん」である
大人の自分が話しかけることで
ケアしていくという手法です。
ざっくりとした内容を紹介すると、
-------------
・「チャイルド」が感じるストレス反応を、
「ヘルシーさん」が受容する
・その際、「ヘルシーさん」は「チャイルド」が
どんなストレス反応を訴えても、それを
「そっか、そうだよね」とそのまま受け止める
(=受容する)
・この「受容」がストレス体験において、
「自分にやさしくする」ことの第一歩になる
・「チャイルド」の訴えるストレス反応を、
「ヘルシーさん」にそのまま受け止めてもらえることで、
自分の中の「チャイルド」がホッとする
・受容ができるようになってきたら、
さらにもう一歩進めて、
「共感(気持ちをそのまま理解すること)」
「承認(ジャッジしないで受け入れること)」
「ケア(やさしく声をかけること)」
のやさしい一言をかける
-------------
ちょうどこの本を読んだ時、
子供の長期休みや新生活が重なり
私自身も少しメンタルの疲れを
感じているタイミングだったので、
普段私も自分の中にいる
この「チャイルド」に、
結構我慢をさせているのかも
しれないな、と感じました
本書の第2部では、
「周囲からサポートを受ける」と
いうことの重要性についても
触れられていて、
この内容も確かに大事!と
感じることがたくさんありました。
日頃なかなか自分に優しくできず、
一人であれこれ抱え込みがちな方に、
ぜひ読んでみていただきたい本です
■2.ゆるストイック(佐藤航陽・著)
続いて2冊目には、
「Forbes」の30歳未満の
アジアを代表する30人にも選ばれた、
起業家の佐藤航陽さんの
著書をご紹介します!
佐藤航陽さんといえば、
幻冬舎から出版された
「お金2.0」という本が
ベストセラーになったことでも
有名な方ですが、
そんなバリバリの起業家の佐藤さんが、
「ゆるストイック」という概念を
提唱されていることに興味を持ち、
読んでみました。
私が特に「そうそう!」と
共感したのが、冒頭の内容で、
そちらを以下に引用します。
------------
今から昔、無限の成長を追い求める
好景気の時代がありました。
その後、激化する競争に疲れ、
生き方に迷う人が増えた時期がありました。
世界中で自粛が強制され、家で過ごす時間が増え、
多くの人が「がんばらなくていい」という
メッセージに救われた頃もありました。
今は、どうでしょう?
世界中に日常が戻りました。
とはいえ、以前のように、
「成長」「競争」「勝利」を求めるような
意識高い系の生き方には、もう戻れない。
そんな気分ではないでしょうか。
その一方で、
「無理をせず、あなたらしく、周りから求められる
最低限のことだけをこなせばいいよ」
という生き方に、
心の底からは納得できていない。
「意識高くいるべきか?そのままでいるべきか?」
多くの人が、この間で揺れ動いています。
私自身もその一人でした。
日常が戻ったように見えても、
明らかに以前とは異なる世界の形になっている。
「この変化にどう対応すればいいのか?」
「何を基準に自分の生き方を決めればいいのか?」
そんな疑問やモヤモヤを抱える人は少なくないはずです。
(佐藤航陽・著「ゆるストイック」より引用)
------------
私自身、以前はいわゆる
「意識高い系」のビジネス本を
好んで読んだりしていましたが、
でも今は少しそのスタンスでもなくなり、
かといって完全に「がんばらなくていい」
というのも違う気がする、という考えに、
確かに!!とすごく共感しました。
そんな中、本書では
若い世代で大活躍されている、
ボクシングの井上尚弥選手
大谷翔平選手
藤井聡太竜王・名人
といった方々の名前を上げて、
彼らに共通するのは
「ストイックさ」と「柔軟さ」が
混ざった独特の姿勢
と評していて、
自分に厳しくストイックでありながら、
他人に自分の価値観を
押し付けない柔軟さを持った姿勢を
「ゆるストイック」
と表現されていて、
この考え方にもなるほど!と
思いました
本書の中で、私のアンテナに
引っかかったフレーズについて、
いくつか抜粋してご紹介します。
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・「急ぐ人」は燃え尽きる
・ゴールを急ぐのではなく、続けることそのものを楽しむ
・たまに大きな成果が出たら「ラッキー」くらいに考え、
成果が出ても浮かれず、やることは変えずに
コツコツと続けていく
・すべてを自分の力だけで成し遂げようとせず、
時には周りの助けを素直に受け入れる「ゆるさ」も重要
・真っ先にやらないといけないのは「忘れること」
・まずは古くなった価値観をアンインストールして
「空き容量」を確保することを最優先する
・失敗に慣れ、失敗を受け入れることが成長のカギ
・自分がコントロールできないことに焦点を当てない
・己を知り、没頭し、変化し続ける
・試行回数を増やし「運のいい人」になる
・80%の完成度を目指す
・「複数のコミュニティ」に属する
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「意識高い系」と
「がんばらなくてもいい系」
の二極化ではなく、
「淡々と自分のペースで歩み続ける」
というスタイル
■3.慟哭の冠(久保田かずのぶ・著)
続いて3冊目には、
M-1グランプリ2017で優勝した
お笑いコンビとろサーモンの
久保田さんの本をご紹介します!
芸人さんの本は結構好きで
いろいろ読んでいて、
先月の読書レビューでも
芸歴5年目の「おばあちゃん」の
著書をご紹介しましたが、
とろサーモン久保田さんの本は、
同期のキングコングさんの
こちらのYouTubeをきっかけに知り、
興味を持って読んでみました。
M-1チャンピオンになってから
7年ほどかけてコツコツと
書いてきたというこちらの本。
まさかの出版直前になって
オンラインカジノ騒動に巻き込まれ、
ご本人曰く濡れ衣にも関わらず
テレビに出られなくなってしまった
なんとも不遇な久保田さん
(やっと最近またテレビにも
出演できるようになったようです)
本書でも、M-1優勝するまでの
不遇の時代をとてもリアルに
物語調で描かれていて、
どんなに不幸のどん底にいても、
諦めずに頑張っていれば
いつかチャンスが巡ってくる、
ということが感じられる
本になっています。
そして本の最後のところで
伏線回収とも言える
エピソードが描かれていて、
それには電車の中で読んでいた私も
思わず泣いてしまいました
ご本人の芸風もあって、
ちょっと表現が汚く感じて
しまう箇所もありましたが
ご興味のある方はぜひ
手にとって見てください
■4.かけがえのないわたし(みやもと てつや・著)
そして4冊目には、
宮本哲也さんという方の
こちらの絵本をご紹介します!
本書はKindle Unlimitedで見つけて
興味を持って読んでみたのですが、
教育者である著者が、
14歳の自分に向けて書いた本だそうで、
絵本形式でサッと読むことができて、
大人にも気づきのある
内容になっています。
本書の中で、私が特に
気になったパートを一部
引用させていただきます。
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願いごとは、簡単にかなわないほうがいい。
そもそも、願いごとが次々にかなったりしたら、
楽しいのかなぁ。
「お金がほしい!」と思った瞬間、
目の前に100億円くらいの札束が出現する。
「やったー!ほしいものが全部買えるぞ!」
でも、ほしいものを全部買ってしまうと、
ほしいものがなくなっちゃう。
それって、楽しい?
(中略)
きみはきみの宇宙の主人公だけど、
何をしても許されるわけじゃない。
宇宙には宇宙のルールというものがある。
努力すればご褒美がもらえる。
怠けたり、思い上がったり、
悪いことをすると、罰が当たる。
これは80年という長い人生を、
飽きずに楽しく充実して過ごすために
必要な仕組みなんだ。
主人公は物語の前半で幸福の絶頂にいてはいけない。
いま、苦しくて、つらいのなら、
それは順調な人生ということだ。
---------------
確かに、人生には日々
ままならないことが
たくさんありますが、
それは長い人生を飽きさせないために
必要な仕組みなんだ、という考えに、
ハッとさせられました。
これから辛いことに直面したら、
「これは私の人生を
飽きさせないために起きたんだ!」
と思うことにしたい!と
感じた本でした
以上、4月に読んだ本4冊の
読書レビューのご紹介でした!
新生活シーズンも少し落ち着き、
やっと生活のリズムが少しずつ
作れ始めて来ているので、
5月も引き続きコツコツ
いろんな本を読めたらいいなと
思っています
過去の読書レビュー記事の
一覧はこちら↓
★Part1〜4おまとめパックもリリース!
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