未来(23) 市町村がなくなる、誰もが創造への政策転換だ
国立社会保障・人口問題研究所は2070年の人口推計は8700万人と予想している。この人口は私が生まれた1953年当時と同じだ。この中に外国籍の住人が939万人に増加していることになっている。純日本人はさらに少なくなる。
65歳以上の高齢者も38.7%、東京圏への集中度はさらに上がって31.9%、出生率は1.36人で計算されている。私の住んでいる大阪圏は横ばいと思われている。『う~ん』と唸ってしまいそうだ。多分もっと町の中心部に人口移動しているはずだ。
そうだろう人はそんなものだ。やはり便利なところに移動したほうが良い。もう朽ち果てた私にとっての未来はない。墓も遺言でなくなっているはずだ。そして娘、息子が65歳以上で私の思いを繰り返しているはずだ。
『なんで生んだの』と恨み辛みをこぼしているかもしれない。もう豊かな日本ではない。海外資産も全て食い潰して自国で食糧生産をしなければならない。どこか横暴な国から国連海洋法条約もなくなり人口比に合わせて海の分割がされ4島周辺のみになってしまった。
平和憲法の9条なんて全く役立たなかった。米国はとっくに見放して戦う前に譲歩しなければならなかった。老人だけでは戦えない。老人が老人を介護してこの数十年労働力不足だ。世界の富はアフリカに偏在し豊かなアフリカを演出している。
サハラ砂漠は緑化され完全な穀倉地帯に変貌している。世界の気候も全く変わってしまった。北極海は全く氷がなくなった。オランダは水没し、特に悲惨だったのはバングラデッシュだった。国土の90%がなくなり四国程度の小国で世界一人口密度の高い国になってしまった。
豊かな日本どのように想像したらよいか。老人ばかりの夢のない国になってしまった。『いいや』政府はいずれ『産めよ増やせよ』政策を最大の課題にするはずだ。『創成日本、10人産んだら、1億円』。また『う~ん』と唸ってしまった。
(2024年5月7日)