未来(22) 市町村がなくなる、もう限界だ、そして誰もいなくなる | 自分史の旅 tarojie

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黄昏の落ち葉が似合う年齢になった。何かを残すこともない過ぎ去る日々、何かストーリーを書いておきたいと思いブログを始めたものの面倒だと思う日もある。忘れること思い出すことできなくなるかもしれない。まだ真黄色な楽園ではない。少しは色もある萎びれ枯れて行く。

未来(22) 市町村がなくなる、もう限界だ、そして誰もいなくなる

 

家々は見えている。そこは既に無人のところだ。大阪の茨木市から京都亀山に抜けるところにこのようなところがあるとニュースで知った。○○台ニュータウン、正確には京都府亀岡市域ということだ。1980年代に開発され当初は飛ぶように売れたようだ。

 

今は見る影もなく不便そのものである。モノレールの駅が最も近い。しかしそこから交通機関がない。JR茨木駅から日に3本バスが出ていた。銭原バス停から1.5 kmさらに歩かねばならない。不便極まりない。直線で新大阪駅まで結べば21㎞の距離で決して遠いわけではない。

 

亀岡-茨木-大阪と結べば十分通勤新線となるところである。嘗てはそのような計画も有ったらしい。時間とともに立ち消え、今後の少子化を考えると決して新線を敷設されることはない。関西域の鉄道ネットワークは東京都心と比べると人口集中している割に貧弱である。

他企業との乗り入れに消極的で利用者本位ではない。路線は終着駅になり距離を伸ばして他線への接続はされていない。それは私だけの感ずる事だろうか。この不便な○○台は自家用車が必須である。しかし高齢化も激しい。

 

もうここには豊かな自然とガーデニングと幽霊横丁しかない。大阪府域であればまだ府への陳情もできるのであろうが京都府域である。インバウンドも期待できない。便利になることは決してないであろう。そして忘れ去られ○○台ゴーストタウンが始まっている。

 

私はここに住んでいないが身につまされそうだ。○○台と記したのはここに住んでいる方々を気の毒と思わざるを得ない。非難しているようにも受け取られ兼ねないと思い○○と記した。2024年4月から茨木駅行はなくなり彩都西駅に変わった。やはり1日3本のみ。

 

坪単価6万8千円。今ちょうど市から固定資産税の通知が来る頃だ。限界集落、そんな価値あるかねぇ。これが何れ私たちの未来だ。写真はネット記事から拝借しました。

(2024年5月4日)